「わろてんか」第1週

NHKの新しい連続テレビ小説「わろてんか」の第1週(第1回から第6回)を見ました。

人気作のようだった前作の「ひよっこ」(脚本は岡田惠和さん、主演は有村架純さん)の登場人物や展開や演出に、私はまた残念ながらあまりついていくことができませんでした。そのため、次の「わろてんか」の放送が始まるのを少し楽しみにしていました。

大阪放送局制作の、第97作目の連続テレビ小説の「わろてんか」の主人公の藤岡てんのモデルは、吉本興業の創業者の吉本せいさんなのだそうです。吉本せいさんをモデルとした作品としては、山崎豊子さんの小説『花のれん』が有名だそうで、昔の連続テレビ小説の「心はいつもラムネ色」にも登場していたそうなのですが、私はそれらを未読であり未見であるので、吉本せいさんという方のことをその名前以外にはほとんど知りません。

1902年(明治35年)、京都の老舗薬問屋「藤岡屋」の長女で、「ゲラ」と呼ばれる笑い上戸の女の子だった藤岡てん(新井美羽さん)は、躾に厳しい祖母の藤岡ハツ(竹下景子さん)と優しい母親のしず(鈴木保奈美さん)と寡黙な父親の儀兵衛(遠藤憲一さん)と病弱だけれどドイツ語が得意な兄の新一(千葉雄大さん)と妹のりん(中川江奈さん)と親戚の丁稚の少年・風太(鈴木福さん)と暮らしていました。

てんは、ドイツの薬会社との父親の商談を笑い過ぎて台無しにし、父親から笑い禁止を言い渡されるのですが、丁稚の風太と二人で出かけたお祭りで寄せの舞台に潜り込み、お客さんたち全員が大笑いしている光景を目の当たりにして感激した帰り道、男たちに追われる旅芸人の青年・北村藤吉(松坂桃李さん)と出会いました。

日本一の芸人だとてんに言っていた藤吉さんは、実は舞台経験の少ない若手芸人だったのですが、お祭りの初舞台で滑って落ち込む中、てんにもらったチョコレートとてんの笑顔に励まされた藤吉さんは、日本中を笑顔にする芸人になるとてんに誓い、旅先から手紙を送ると約束し、小鳥の飾りをてんにプレゼントして旅立ちました。

第6回の最後、笑い禁止令が解かれ、藤吉さんから届く手紙を待っていた新井美羽さんの演じるてんは、葵わかなさんの演じる17歳のてんになっていました。藤吉さんからの手紙を捨てたく思いながらてんに渡していた風太さんも、濱田岳さんの風太さんに代わっていました。

第1週は、楽しく見ることができました。藤吉さんの芸?が面白いのかどうかは私にはいまいちよく分かりませんでしたが、てんの琴の音に合わせて歌おうとした父親の音程が外れるとか、ドイツの社長の頭に蝶が止まって娘とお揃いのリボンのようになるとか、そのような辺りは面白かったですし、笑ってはいけないと言われてもつい笑ってしまうだろうなと思いました。式典などで神妙にしていなければいけない時ほど笑いたくなってしまうということは私にもあるので、すぐに笑ってしまうドラマの主人公のてんの感情にも、何となくついていくことができました。でも、てんがよく笑うようになったのは、てんの母親によると、兄の病気が発覚して、家の中が少し暗くなってしまったのを察してからだということでした。そのてんの笑顔と笑い声が、藤岡家の家庭の空気を明るく変えたようでした。

新井美羽の演じる子供時代のてんの場面は、第1週で終わってしまったのですが、第2週からは、高橋一生さんの演じる伊能栞という青年実業家が登場するようでした。第2週目でもう登場するのかと少し意外に思ったのですが、松坂桃李さんの藤吉さんも第1回目に登場していましたし、てんにとって重要な人物ということなのかもしれません。

作・脚本は吉田智子さん、演出は本木一博さんでした。音楽は横山克さんで、オープニングの主題歌は、松たか子さんの「明日はどこから」という曲でした。

語り(ナレーション)は、小野文惠アナウンサーでした。「ひよっこ」の時にも思えたことなのですが(増田明美さんの語り自体は聞きやすかったとしても)、私としては、登場人物の感情や行動理由を「語り」で全て解説してしまうのを少し苦手に思えているので、そのような部分は極力盛り込まれないといいなと思います。(第1週の中では、例えば「てんはドキドキが止まりませんでした」というような「語り」がありましたが、そのような感覚はてん本人にしか分からないことですし、俳優さんの演技を見ていれば分かることなのではないかと思います。あるいは、副音声や字幕解説のようなものを兼ねているということなのでしょうか。)

私は、近年の連続テレビ小説の時代劇の中では、「カーネーション」(脚本は渡辺あやさん、主演は尾野真千子さん)をとても好きで見ていました。毎週の感想を書くことができるかどうか分からないのですが、次週からの「わろてんか」の物語も楽しみにして見ていくことができるといいなと思います。
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