「BORDER 衝動~検視官・比嘉ミカ~」後編

テレビ朝日のドラマ「BORDER 衝動~検視官・比嘉ミカ~」の後編を見ました。

永正大学医学部法医学教室の教授の浅川透(石丸幹二さん)の助手を務めていた比嘉ミカ(波瑠さん)は、女子中学生連続殺人事件に関する浅川教授の推理を否定したことで、不愉快だと、助手をクビになりました。その夜、教師たちと一緒に事件現場に花を手向けに来ていた小椋明音(清原果耶さん)たち同級生に声をかけ、事件直前の被害者について話を聞こうとした比嘉さんは、少し離れた場所に立ってこちらを見ている男子生徒の存在に気付きました。

浅川教授は三島という塾講師を犯人と疑って自白させようとしていたのですが、三島は犯行を否定し、警察から逃げたのはテレビで浅川教授が自分を犯人のように言っていたからだと訴えていました。その頃、西原署の刑事の中澤史明(工藤阿須加さん)に街の防犯カメラの映像を見せてほしいと頼んだ比嘉さんは、犯行現場の場所から、同じ学校の生徒の中に犯人がいるのではないかと考えていました。防犯カメラの映像から、犯行時刻に居場所の分からない数人の生徒をリストアップした比嘉さんは、中澤さんと共にその生徒たち一人一人から話を聞くことにしました。

比嘉さんの推理の方向を察した浅川教授は、出演したテレビ番組で、犯人は未成年者かもしれないと言いました。被害者の葬儀の行われる斎場へ向かった比嘉さんは、生徒や教師などの学校関係者にインタビューをしようとしているテレビスタッフに「先生」の居場所を聞き、誰かと話していた浅川教授を見つけると、私の推理を横取りするのはいい加減やめてほしいと言いました。浅川教授は、君は確かに優秀だが、と比嘉さんの観察眼と洞察力を認めつつも、世界は男で回っている、全力で君の将来を潰して見せる、と元助手の比嘉さんに言い放ちました。

夜、中澤さんから連絡を受けた比嘉さんは、ある廃屋へ向かいました。警察が集まっていたその庭にうつ伏せで倒れていたのは、中学生ではなく、浅川教授の遺体でした。比嘉さんは、首の絞められた傷痕を見て、女子中学生連続殺人の犯人と同じ人物による犯行だと推理したのですが、背中の腎臓の辺りを刃物で刺されているのと、手の指が切断されていないことが前の2件とは異なっていました。

比嘉さんは、浅川教授の遺体を検死することにしました。反対する中澤さんの上司の刑事たちに、生前の浅川教授から自分に何かあったら解剖してほしいと頼まれていたのだと訴えました。大学で浅川教授の検死を始めた比嘉さんは、浅川教授の手の指先の血の滲んだ小さな傷に目を留め、噛んだ痕だと考えました。浅川教授の歯にも血が付いていました。

もう一人の被害者の葬儀の行われた斎場の前に立っていた比嘉さんは、男子生徒の石田さんと同じく、犯行時刻には土手を歩いていたと中澤刑事に証言していた小椋さんに、話があると声をかけました。比嘉さんは、小椋さんに、殺したのはあなただと言いました。比嘉さんは、小椋さんが一連の殺人事件の犯人だと断定していました。

小椋さんは、小学校2年生の頃に猫を殺してから、いつか人を殺したいと考えていた人でした。中学校へ入学し、同級生の石田に同じものを感じ取ってから、石田を精神的に支配して奴隷とし、高校生までには人を殺したいと話し合っていた時、ちょうど友人が陰で自分の悪口を言っていることを知り、その友人を殺すことにしたようでした。もう一人の友人を殺したのは、一人殺したために抑制が効かなくなっていたからでした。小椋さんは、楽しいから殺したのだと比嘉さんに答えました。

浅川教授を小椋さんが殺したのは、無能なのに偉そうにしている、という理由からでした。小椋さんは、生徒たちが出入りしているという嘘を吐いて廃屋に浅川教授を呼び出すと、背後からサバイバルナイフで突き刺し、制服のスカーフで浅川教授の首を締めました。浅川教授は、咄嗟の判断で自分の指を噛み、その血を小椋さんのスカーフに付けたのでした。

小椋さんの殺人の打ち明け話を冷静に聞いていた比嘉さんは、いつも触っているねと、小椋さんの制服の赤いスカーフを取りました。そして、スカーフに付いている浅川教授のものと思われる血痕を小椋さんに見せました。比嘉さんは、あなたはスカーフを触ることで殺人を思い出して興奮していたのでしょうと、小椋さんが話しながら触っていた、洗っていない赤いスカーフを連続殺人事件の凶器として押収し、合図をして、遠くで待っていた中澤刑事を呼びました。

西原署の前で、中澤刑事は、頑張れよ、と比嘉さんを見送っていました。比嘉さんは、上層部を説得して(脅して?)、警視庁刑事部の特別検視官に任命されたようでした。

半年後、特別検視官の比嘉さんは、夜の公園内から一家惨殺事件の現場を見つめていた時、警視庁捜査一課第二強行犯捜査・殺人犯捜査第4係第一班の刑事の石川安吾(小栗旬さん)に声をかけられていました。この事件が特別検視官としての比嘉さんの最初の事件となり、2013年に放送されていたドラマ「BORDER」の物語につながるようでした。

前編と同じく、原案と脚本は金城一紀さん、音楽は川井憲次さん、監督は常廣丈太さんでした。

浅川教授が殺されるという展開が私には少し意外だったのですが、殺人犯の小椋さんの言動に迎合しない淡々とした比嘉さんの節度のある対応も良かったですし、後編(解決編)も面白かったです。

俳優さんたちの演技も脚本も演出も音楽も映像も良かったと思うのですが、2時間ドラマとして放送されるのではなく、1時間ずつの前後編として2週に渡って放送されていたところも、見やすくて良かったように思います。

「BORDER 衝動~検視官・比嘉ミカ~」を見ていて、TBSのドラマ「MOZU」や、フジテレビのドラマ「ON 異常犯罪捜査官・藤堂比奈子」のことも少し思い出したのですが、波瑠さんの演じる比嘉さんは、当然のことながら、「藤堂比奈子」とは別人でした。

同級生を拷問してその命を奪った殺人犯の小椋さんと共犯者の石田さんは、矯正施設へ送られることになるようなのですが、比嘉さんと小椋さんが話していたように、二人の殺人の衝動が“本能”から来るものであるなら、矯正施設へ入ったくらいでは治らないのではないかなと思います。

「BORDER 警視庁捜査一課殺人犯捜査第4係」のスピンオフドラマだったこのドラマの本編の直後、今度放送される予定の小栗旬さん主演のドラマスペシャル「BORDER 贖罪」の予告編の映像が流れたのですが、映画の予告編のようで、何だかかっこいい雰囲気でした。放送時間に見ることができるかどうかはまだ分からないのですが、楽しみにしていようと思います。


ところで、昨夜はNHKのドラマ「この声をきみに」がお休みだったので、テレビ朝日の「ミュージックステーション」の最後のほうで復活した東方神起の「Why? (Keep Your Head Down)」や嵐の新曲「未完」(モーツァルトの音楽が盛り込まれていました)のパフォーマンスを見た後、TBSの新金曜ドラマ「コウノドリ」の第2シリーズの第1話(初回15分拡大版)を見ることにしました。

綾野剛さん主演の、この子供を持とうとしている夫婦と産科医の交流を描くドラマは、漫画原作のドラマで、とても人気があるということなのですが、私は第1シリーズをちゃんと見ることができませんでした。「出産」の場面を見るのを少し苦手に思えてしまっているためです。

昨夜の第1話では、志田未来さんの演じる耳の聴こえない女性が耳の聴こえない夫との子供を綾野剛さんの演じる産科医たちに励まされながら生んでいました。「分娩室」にはたくさんの人たちが集まっていたのですが、実際にも、たくさんの人たちが女性の出産の様子を見守りに来るのでしょうか。それは温かい光景のようでもあり、少し憂鬱な光景でもありました。

出産をしようとしている人間(動物もそうかもしれません)がいつも苦しそうで痛そうなのは、進化によって、改善されないものなのでしょうか。時々ニュースで、病院にも行かず、周囲の誰にも「妊娠」を気付かれないまま、自宅の部屋や学校のトイレなどで密かに子供を生んで捨てるというような女性の事件が報じられていますが、病院へ行って「母子健康手帳」をもらうことが推奨?されている中、たった一人で子供を生む人は、孤独かそうでもないかはともかくとしても、すごいというか、生物的にも?とても強い人なのではないかと、いつも何となく思います。


あと、昨夜のテレビ朝日の「報道ステーションによると、2004年の沖縄国際大学にヘリコプターが墜落した時や、昨年名護沖にオスプレイが不時着(墜落)した時、調査を行ったアメリカ海兵隊の方たちは白い防護服を着ていたそうです。そして、東村高江の牧草地に不時着して炎上したCH53E大型輸送ヘリコプターのインジケーター(指示器、プロペラに問題が起きた際にそのことをパイロットに知らせる装置だそうです)に、放射性物質のストロンチウム90が使われていることが分かったそうです。

ヘリコプターの炎上事故の直後の黒い煙の上がる周辺の空気を吸ってしまったという地元の方たちには、内部被曝の恐れがあるそうなのですが、日米地協定のために日本側が直接現場の機体を調査ことはできず、米軍側は、健康を害する量ではない、と答えているそうです。事実が正確に公表されるのかは分かりませんが、米軍機の墜落事故や不時着事故だけでも怖いことであるのに、さらに放射性物質が飛散しているとか、酷いことだと思います。2011年の東日本大震災の頃の東京電力福島第一原子力発電所の爆発事故の時にも、ストロンチウム90の話題が少し出ていたように思いますが、半減期は約30年ということでした。
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