「ドクターX~外科医・大門未知子~ 5」第2話

テレビ朝日のドラマ「ドクターX~外科医・大門未知子~ 5」の第2話を見ました。第2話も、第1話と同じく、15分拡大版で放送されていました。

蛭間重勝(西田敏行さん)が院長として返り咲いたことで再び金と欲にまみれた組織に戻り始めた「東帝大学病院」には、「御意」を嫌う日本医師倶楽部の会長の内神田景信(草刈正雄さん)の命により、監査役の雉沢真之介(矢島健一さん)が時々抜き打ち検査に来ることになりました。蛭間院長や外科副部長の海老名敬(遠藤憲一さん)や猪又孝(陣内孝則さん)は恐々としていたのですが、“ゆとり世代”の若手外科医の西山直之(永山絢斗さん)や伊東亮治(野村周平さん)たちは全く気にすることなく、フリーランスの外科医の大門未知子(米倉涼子さん)と同じように5時に帰るなど、自由にしていました。

そのような中、札束入りのお饅頭を持って院長室の蛭間院長を訪ねて来たところを雉沢さんの見ている手前追い返された伊東さんの母の不二子(中田喜子さん)が、お饅頭を受け取ろうと追いかけて来た海老名さんの前で突然血を吐いて倒れてしまいました。

検査の結果、不二子さんは進行胆嚢癌肉腫を患っていることが分かりました。海老名さんが拾って来た大金を手に入れた蛭間院長は、不二子さんを「東帝大学病院」の個室に入院させ、海老名さんに手術をさせることにしたのですが、海老名さんの提案した術式は、不二子さんを「患者」と呼ぶ息子の伊東さんにと否定されました。異議あり、と手を挙げた伊東さんは、癌を根治させるために、肝膵十二指腸同時切除術を提案し、大門さんもそれには、異議なし、でした。

その様子を見ていた蛭間院長は、若手の伊東さんを肝膵十二指腸同時切除術の執刀医に任命しました。伊東さんの年齢でのその術式は世界初になるというのがその理由でした。

しかし、不二子さんは、手術を拒否しました。息子の経歴に傷がつく可能性を恐れてのことでした。不二子さんは、息子の職場環境を調べるために関わっている外科医たちを尾行して隠し撮りするほど息子のことを心配する母親でした。病室を抜け出した不二子さんから話を聞いた大門さんは、不二子さんに、息子を信用していないということかと訊きました。伊東さんは、患者が断っているのだから仕方がないと言っていたのですが、不二子さんの思いを知った大門さんは、本当は手術をしないことにほっとしているのではないかと伊東さんに言い、意固地になるのと覚悟をすることは違う、私は諦めないと、苦しみ出した不二子さんを背負って病院に運びました。

海老名さんは、不二子さんの落とし物だった隠し撮りをした画像の残るデジタルカメラを見せて訴訟を起こすこともできると不二子さんを脅すようにしながら、手術の同意書を書いてもらいました。母親の手術をする覚悟を決めた伊東さんは、直属の上司の海老名先生に頼み、大門さんに助手に入ってもらうことにしました。

執刀医の伊東さんの肝膵十二指腸同時切除術を見守っていた大門さんは、出血に慌てて原因を突き止めることのできない伊東さんに声をかけ、伊東さんは血流を止めるために一旦心臓を止めるという指示を出しました。麻酔科医の城之内博美(内田有紀さん)が1分半を計っている間、大門さんは伊東さんに代わって出血箇所を見つけ出し、すぐに縫って治しました。伊東さんは、「私、失敗しないので」と、素早く的確な手術を行う大門さんの後姿を見ていました。

手術は無事に成功し、メロンと請求書を持って「東帝大学病院」の院長室を訪れた「神原名医紹介所」の所長の神原晶(岸部一徳さん)は、経理とインターネットでつながっているというロボットのソンタくんに請求書を見せ、ロボットにぼったくりだと言われていたのですが、渋る蛭間院長に代わって監査役の雉沢さんが、大門さんが伊東さんの影武者を務めたことの口止め料を含む2千万円の支払いを承諾しました。

その夜、伊東さんを連れて居酒屋へ行った海老名さんは、自分も母子家庭で育ち、母親に雲で良かったと思われたくて医者になったと話し、三流医学大学に入学したのが母親が実家の山を売ったお金での裏口入学だったことを知って勉強し直して帝東大学医学部に入学したと打ち明けた伊東さんと、一緒に頑張ろうと励まし合っていました。

日本医師倶楽部の内神田会長は、東帝大学出身の将来有望な若手が誕生したことに満足し、翌日の「東帝大学病院」では、肝膵十二指腸同時切除術の成功の記者会見が開かれました。蛭間院長と海老名教授に挟まれて中央の椅子に座っていた伊東さんは、しかし、記者たちからコメントを求められると、この手術はほとんど大門未知子先生が行ったと暴露し、医者は偉大だと思った、自分がどの程度か分かったと言い、自分は医者を辞めますと宣言して、大勢の記者たちに囲まれながら会場を去って行きました。

脚本は寺田敏雄さん、演出は松田秀知さんでした。

「東帝大学病院」の記者会見を見た内神田会長は、激怒してカーテンを引きちぎっていました。

自由な“ゆとり世代”の医師たちと大門さんの組み合わせも合っていたように思いますし、「私、失敗しないので」と断言する大門さんの、患者の命を諦めないという医師としての覚悟がすっきりと描かれていたように思います。

優秀な若手医師が大門さんの覚悟に接して、医師としての自分の覚悟の足りなさを思い知っていく場面も良かったですし、若手医師の伊東さんの「辞めます」には驚いたのですが、しがらみに囚われない、さっぱりとした自由な感じが良かったです。伊東さんが「影武者」の大門さんの存在を公表して去って行く展開も、新鮮でした。

伊東さんと母親の不二子さんのその後は描かれていなかったので、伊東さんが医者を辞めることをどのように母親に話したのか、息子から医者を辞めると言われた不二子さんがどのように思ったのかというようなところも分からないのですが、最後の「神原名医紹介所」の場面によると、伊東さんは医者を辞めてミュージシャンになるということでした。

伊東さんがバンドではベースを担当しているらしいということについて、大門さんと城之内さんがベーシストは潰しがきかないと話し合っているのを岸部一徳さんの晶さんが不機嫌そうな顔で聴いていたのも面白く思えましたし、今回の「ドクターX」の第5シーズンの第2話も、とても面白かったです。

海老名さんの優しさというか、弱さというか、大門さんや伊東さんの潔さに密かに憧れている感じが描かれていたのも良かったのだと思います。

今回も15分拡大版ではあったのですが(一視聴者の私としては、拡大版ではないほうが助かります)、無駄に思えるようなところはなかったように思いますし、見事でした。次回も楽しみにしたいと思います。
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