「トドメの接吻」第6話

日本テレビの「日曜ドラマ」の「トドメの接吻(キス)」の第6話を見ました。

東京新宿の歌舞伎町のホストクラブ「ナルキッソス」のNo.1ホスト・エイトの堂島旺太郎(山﨑賢人さん)は、個人資産100億円のホテル王・並樹グループの令嬢の並樹美尊(新木優子さん)の気持ちを自分に向けさせ、美尊さんとその血のつながっていない兄で次期社長の尊氏(新田真剣佑さん)との婚約披露パーティーを中止させることに成功しました。

興信所の探偵の根津功一(岡田義徳さん)から父親の居場所を教えられた旺太郎さんは、2月1日、父親に会うために香港へ向かいました。香港で父親を探す中、日本にいる美尊さんの幼馴染で12年前のクリスマス・イブの夜に沈没したクルーズ船「プロメテウス」の運航会社の社長の息子である長谷部寛之(佐野勇斗さん)に電話をかけた旺太郎さんは、社長が隠蔽したのだと長谷部さんを脅しながら、尊氏さんに燃やされた証拠のビデオテープのコピーを探すよう命じました。

しかし、父親には会えずに帰国した8日、空港で長谷部さんからの着信に出た旺太郎さんを待っていたのは、長谷部さんが死亡したという警察官からの報告でした。長谷部さんは、警察によって港の岸に引き上げられていました。海に転落して亡くなったということでした。遺留品の中にテープらしきものはありませんでした。

長谷部さんが自殺したかもしれないということを“キス女”の佐藤宰子(門脇麦さん)に相談した旺太郎さんは、警察署にいた美尊さんから、長谷部さんと会った時にビデオテープを見たという話を聞くと、長谷部さんが見つけたテープのコピーを取り戻すために、連れて来ていた宰子さんにキスをし、7日前の1日の、香港から長谷部さんに電話をかける前に戻りました。

長谷部さんの自殺を防ぎたい旺太郎さんは、今度は脅迫せずに穏やかに、テープのコピーを探してほしいと長谷部さんに頼みました。その後、長谷部さんは、父親の部屋の中から、プロメテウスの機関室と書かれたビデオテープを見つけ、そこに残されていた、12年前の尊氏さんが機関室を破壊する映像に驚いていました。

7日の夜、美尊さんとバーで会った長谷部さんは、美尊さんにテープを見られると、慌てて隠していました。美尊さんは長谷部さんに、優しかった昔のお兄ちゃんに戻ってほしいと、尊氏さんのことを話していました。テープを持って急いでバーを出た長谷部さんは、予測して待っていた旺太郎さんにテープを奪われたのですが、すぐにテープを奪い返し、行かなければいけないところがあると、街中を走ってどこかへ逃げて行きました。

そして8日の朝、長谷部さんの遺体が港に引き上げられました。旺太郎さんは、過去は捨てたと宰子さんには言いながら、キスで再び1日に戻りました。その後、また長谷部さんに逃げられた旺太郎さんは、今度は夜の港で長谷部さんを待ってみることにしました。

その頃、届け物をしたホストクラブの店長の辻さん(弓削智久さん)に赤い口紅を着けていたのを見つかってしまい、マスクを着けて帰路を歩いていた宰子さんは、旺太郎さんを知るホームレスのミュージシャンの青年(菅田将暉さん)に会いに行っていました。ホームレスの青年から、旺太郎さんが「キス女」について不気味で陰気な女だと言っていたと聞いた宰子さんは、少しショックを受け、自分は女神だと思うと言われて少し嬉しそうにしていたのですが、その後、タイムリープを繰り返していると元の世界が抵抗し、自分に降りかかってくるようになると言われ、不安になっていました。

8日の朝、やはり長谷部さんの遺体が港に引き上げられました。長谷部さんが亡くなる前日の夜9時に尊氏さんと会う約束をしていたことを知った旺太郎さんは、尊氏さんに何かがあると考え始め、2月7日に戻る計画を立てました。

2月14日、並樹家の美尊さんと尊氏さんの婚約が世間に発表されました。向かいの宰子さんの部屋を訪ねた旺太郎さんは、宰子さんに長谷部さんの服に付いていたという枯れ草を見せました。旺太郎さんは、長谷部さんは乗馬倶楽部で殺されたのではないかと考えていました。ホームレスの青年から言われたタイムリープの話に不安になっていた宰子さんは、戻るのは危ないとキスを拒否し、宰子さんを今よりも幸せにすると言って契約を続けようとする旺太郎さんに、前よりも幸せになれたと、昔の事故のことを少し話ながら、祖母の遺品の入った段ボール箱の中から「光太」と書かれた白い靴を取り出して見ていました。

旺太郎さんはその靴を何気なく見ていたのですが、「光太」の名前を見て、弟の靴だと気付いてどうして持っているのかと驚くと、宰子さんが12年前の海難事故の時に自分たち兄弟が助けようとした少女であることを思い出しました。宰子さんも、その旺太郎さんの様子に、旺太郎さんが自分を助けてくれた少年であることに気付きました。宰子さんは、生きていて良かったと旺太郎さんに伝えたのですが、旺太郎さんは宰子さんを突き放し、生きている方が辛かったと宰子さんを睨みました。旺太郎さんは、船長だった父親に有罪判決が下って家族がバラバラになった後、最初は地道なアルバイト生活を送っていたようだったのですが、パワハラにも苦しんでいたある日、ホストが女性から大金を渡されているのを見て、ホストに転身し、お酒を飲んでは吐く毎日を送りながら、No.1ホストのエイトになっていったようでした。

旺太郎さんは、あの時お前を助けなければ良かったと宰子さんをベッドの上に突き倒し、戻るのは危ないと訴える宰子さんに、お前は光太の命をもらって生きているんだと言ってキスをし、7日の夜に戻りました。ホームレスのミュージシャンの青年の前を通りかかっていた時の戻った宰子さんは、泣きながらその前を通り過ぎていきました。

乗馬倶楽部へ駆けつけた旺太郎さんは、テープを持って誰かと話している長谷部さんを見つけました。そして首を絞められている長谷部さんを助けた旺太郎さんは、旺太郎さんを助けようとやってきた宰子さんを犯人から守ろうとして、犯人にハンマーで後頭部を殴られ、その場に倒れ込みました。

美尊さんたち家族と談笑していた尊氏さんは、実行犯からの連絡に、そこまでしなくても良かったのにと言いながら笑いました。実行犯は、尊氏さんを尊敬している友人の布袋道成(宮沢氷魚さん)でした。尊氏さんは、呼び出した前社長秘書の新井郡次(小市慢太郎さん)に副社長の椅子を用意すると言って、後始末を依頼しました。

宰子さんは、頭から血を流して倒れている旺太郎さんに駆け寄っていた長谷部さんを退かし、旺太郎さんを生き返らせようとキスをしたのですが、何度繰り返しても時間は戻りませんでした。長谷部さんは、もう死んでるよと宰子さんに言い、宰子さんは倒れている旺太郎さんの上で泣いていました。

脚本はいずみ吉紘さん、演出は明石広人さんでした。音楽はKen Araiさんです。

次回の予告編の映像の中では、旺太郎さんは生き返っていませんでした。

旺太郎さんと宰子さんの運命的な、距離感のある関係性が良いです。今回は、謎のホームレスのストリートミュージシャンの青年を演じている菅田将暉さんの歌う主題歌の「さよならエレジー」も、効果的だったように思います。

旺太郎さんを好きになっている宰子さんの赤い口紅と白いマスクの姿も、マスクを上げたり下げたりしながらミュージシャンの青年と話す感じもかわいい感じがして良かったのですが、お前なんか助けなければ良かったと旺太郎さんに言われてしまった宰子さんは、それでも旺太郎さんを追いかけて助けようとしたものの、間に合いませんでした。

宰子さんのキスの力(キスをするとその相手と共に7日前の世界に戻る力)が発揮されなかったのは、宰子さんと旺太郎さんが12年前の記憶を思い出して共有したからなのでしょうか。それとも、後頭部を殴られた旺太郎さんが以前にビルの屋上から飛び降りた時よりも早く死亡してしまったからなのでしょうか。まだ分かりませんが、もしも前者のような事情であるなら、もしかしたら、旺太郎さんの生死不明の弟の「光太」、あるいは旺太郎さんに代わる誰かが必要になってくるのかもしれません。

財産目当てで美尊さんに近づいている旺太郎さんがずっと美尊さんを騙し続けているということが、本当は酷いことなのに、それほど酷く見えないのは(美尊さんが一方的に旺太郎さんに振り回されているように見えないのは)、美尊さんの悩みや迷いも描かれているからなのではないかなと思います。美尊さんは、尊氏さんには以前のような優しい兄に戻ってほしいと思っているようなのですが、その後、尊氏さんと婚約した美尊さんがどのような思いでいるのか(いたのか)は分かりません。

ともかく、第6話も面白かったです。少しずつ進んでいるような、スピード感があるような印象も含めて、物語が面白いです。音楽も演出も映像も俳優さんたちも良いですし、「キス」がただの道具として使われているところもそうなのですが、登場人物同士の距離感の、何か“ドライ”な雰囲気も、私には見やすくて良いのだと思います。次回の物語も楽しみにしていようと思います。
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