「隣の家族は青く見える」最終回

フジテレビの「木曜劇場」のドラマ「隣の家族は青く見える」の最終話(第10話)を見ました。

五十嵐奈々(深田恭子さん)を探しに出かけた夫の大器(松山ケンイチさん)は、奈々さんの実家近くの海の浜辺を一人で歩いている奈々さんを見つけて声をかけたのですが、赤ちゃんと一緒に未来をなくしたと言う奈々さんから、別れようと告げられました。大器さんは、子供を持つためだけに結婚したのかと反論しようとしたのですが、奈々さんが結婚指輪を外しているのを見て、その決意の固いことを知ったようでした。

実家の焼き鳥屋さんでお酒を飲み続けていた大器さんは、母親の聡子(高畑淳子さん)に奈々ちゃんを迎えに行きなさいと叱られていました。大器さんの妹の琴音(伊藤沙莉さん)と二人でごみ屋敷のようになっていた大器さんの家の掃除に来た聡子さんは、親はずっと親だし、あなたたちはずっと子供だと琴音さんに話していました。

朝、建築士の広瀬渉(眞島秀和さん)は、高卒認定試験(高等学校卒業程度認定試験)の結果が届いたと、封筒を青木朔(北村匠海さん)に渡しました。渉さんは、黙って書類を見ている朔さんを見て、来年もあるからと励まそうとしていたのですが、朔さんが見ていたのは合格証書でした。小宮山真一郎(野間口徹さん)に勉強を見てもらったおかげだと感謝する朔さんと一緒に合格を喜んだ渉さんは、それから、本棚から世田谷区の同性パートナーシップ宣誓の書類を取り出し、これを出したいと思っていると、朔さんに渡しました。

川村亮司(平山浩行さん)は、小学生の息子の亮太(和田庵さん)の氏を変更する手続きの書類を書いていました。そして、杉崎ちひろ(高橋メアリージュンさん)に、事実婚の契約書と遺言書を見せ、名前を書いてほしいけれど、書かなくてもいいと話しました。亮太さんの母親が早くに亡くなったことを気にしていた亮司さんと同じくらい、亮太さんのことを考えていたちひろさんは、あの子の居場所がなくなるのだけは避けたいからと、すぐに名前を書き込みました。

区役所に行った渉さんと朔さんは、二人でパートナーシップ宣誓書にサインをしました。少しして、そこへ渉さんの母親(田島令子さん)が駆け付けたのですが、朔さんに「朔ちゃん」と手を振っていた母親は、渉さんの知らない間に朔さんと仲良くなっていました。母親は、朔さんが自分と息子との仲を修復するために通ってくれたことを喜んでいました。そこで渉さんは、母親に同居しようと話したのですが、母親は、同居話についてはすぐに断り、養子を取れば孫もできるよと話す朔さんと二人で、楽しみだと盛り上がっていました。

長女の優香(安藤美優さん)のダンス大会の会場に入って密かに応援していた小宮山深雪(真飛聖さん)は、夫の真一郎さんと次女の萌香(古川凛さん)と一緒に帰ってきた優香さんに、中学受験はやめてもいい、苦労したり失敗したりすることがないようにと思っていたけれど、苦労したり失敗したりすることも大事なことかもしれないと話しました。好きな中学へ行っていいと母親に言われた優香さんは、とても喜んでいました。嬉しそうな子供たちの様子を見ていた真一郎さんは、悪かった、離婚は撤回させてほしいと深雪さんに頭を下げ、君が子供たちに愛情を注いでいることがよく分かった、子供たちがあんな良い子に育ったのは君のおかげだと感謝していました。二人は夫婦としてもやり直そうと仲直りし、深雪さんは、真一郎さんを「イケメン」だと見直していました。

奈々さんのところには、毎日大器さんから変顔写真付きのメッセージが送られてきていました。ある日、水族館で仕事をする奈々さんを、義母の聡子さんが訪ねて来ました。大器のところに帰ってやってくれないかと、奈々さんを説得しに来たのでした。妊娠する前の自分に戻れる自信がない、大器さんにも辛い思いをさせてしまうと言う奈々さんに、聡子さんは、辛い思いをさせればいいじゃないの、妻が辛い思いをしている時に夫も辛い思いをするのは当たり前のことだ、楽しいことは誰とでも共有できるけれど、辛い思いや悲しい思いは大事な人としか共有できないと話していました。

大器さんから送られてきた出会った頃の写真を見て、これまでのことを思い出して泣いていた奈々さんは、コーポラティブハウスに戻ると、中庭のオリーブの木の前に座っていた大器さんに、大ちゃんも辛いのは一緒なのに、一人にしてごめんねと謝りました。家に帰った奈々さんは、子供ができることも奇跡だけど、大ちゃんと出会えたことが私には奇跡だと大器さんに話していました。大器さんは、子供がいない人生には耐えられるけれど、奈々のいない人生には耐えられないと奈々さんに言い、大好き、と抱き合っていました。

その後、中庭で開かれていたバーベキューの最中に、みんなの手作りの亮司さんとちひろさんの結婚式が行われていました。奈々さんと朔さんは花冠やブーケを用意していて、深雪さんはケーキを用意していたのですが、結婚式を計画したのは亮太さんでした。神父役の真一郎さんの前で誓いをした二人を、みんなが祝福していました。

パーティーの後、家に帰った奈々さんは、大器さんが奈々さんが出て行った後に外していた子供用のすべり台を元に戻そうと提案し、これからも子供たちとは触れ合っていきたいと大器さんに話しました。不妊治療を休むことに決めた奈々さんと大器さんは、婦人科病院の片岡医師(伊藤かずえさん)に、お世話になりました、ありがとうございましたと伝えました。そして、奈々さんは、スキューバダイビングスクールの上司に、キッズダイビングの企画を提案しました。会社では、大器さんが、様々な人々が楽しむことのできるアウトレットモールのプレゼンを行っていました。

朔さんは渉さんに教わりながらパソコンの使い方を勉強していました。深雪さんは、ケーキ屋さんでパートを始めていました。亮司さんとちひろさんと亮太さんは、部屋で3人でカードゲームをして遊んでいました。

最後、奈々さんと大器さんは、オープンしたアウトレットモールに来ていました。子供の遊び場には、奈々さんのアイデアも入っているようでした。親と一緒に遊びに来た子供たちが大器さんの会社のぬいぐるみのノベルティグッズをもらっているのを見た奈々さんは、私もほしいなと言いながら、大人はだめだよと笑う大器さんと手をつないで歩いていきました。

脚本は中谷まゆみさん、演出は品田俊介さんでした。音楽は木村秀彬さんと堤博明さんで、主題歌はMr.Childrenの「here comes my love」という曲でした。

これまでオープニングにあった記念写真の場面は、最終回ではドラマの最後にあったのですが、奈々さんがカメラのシャッターを押していて、コーポラティブハウスの住民たちの他に大器さんの実家の家族も一緒に映っていました。家族が増えていました。

幸せな最終回になっていて良かったです。

「本末転倒」という言葉が最終回の物語の中の登場人物たちの会話の中に何度か出ていたのですが、夫婦とは何か、家族とは何か、そもそもどうして一緒に暮らしているのかということを考える言葉にもなっていたような気がしました。

子供が生まれること以前に、ずっと一緒に暮らしたいほど好きだと思える人に出会えたことが奇跡だというのは、本当にそうだなと思います。

家族には様々な形があるということを、ドラマは最後まで描き切っていました。前回の流産の展開は悲しいものだったのですが、流産を経験した奈々さんと大器さんが一旦不妊治療をやめて、二人の時間を楽しく過ごすことを優先するという風に決めた結末は、良かったと思います。

コーポラティブハウスの4つの家族が群像劇のように描かれていたところも、やはり良かったですし、どの家族の物語も幸せなものになっていて良かったです。「仲良き事は美しき哉」(武者小路実篤)という言葉を思い出すような最終回でした。

あと、最終回では、朔さんが、勉強中の朔さんにかまってもらえないで隣で少し寂しそうにしている渉さんの右頬にキスをする場面もかわいかったです。俳優さんたちも良かったですし、登場人物たちの感情も丁寧に描かれていて、具体的な治療法や現実的な手続きの紹介も含めて、様々な立場の人を応援するような、良いドラマになっていたと思います。晴れやかな雰囲気の最終回でした。最後まで見ることができて良かったです。
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Author:カンナ
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