「半分、青い。」第1週

4月2日の月曜日から放送が始まったNHKの連続テレビ小説「半分、青い。」の第1週「生まれたい!」の第1回から第6回を見ました。

今年の上半期の「半分、青い。」は、第98作の連続テレビ小説だそうです。

第1週は、雨の放課後、傘を忘れて玄関先に立ち尽くしていた主人公の高校生の楡野鈴愛(永野芽郁さん)が、幼なじみの萩尾律(佐藤健さん)からビニール傘を渡され、骨が1本外れていた傘と、右側からしか聞こえてこない雨の音を面白く思いながら一人で下校していると、降っていた雨が止み、まだ半分灰色の雨雲の残っている青空を笑顔で見上げる、というような場面から始まっていました。

さらに、そこから遡り、大阪万博の翌年の1971年、岐阜県の東美濃市の「ふくろう商店街」で「楡野食堂」を営む楡野宇太郎(滝藤賢一さん)と晴(松雪泰子さん)の夫婦の元に、女の子が生まれそうになっている、という場面になりました。第1回と、町の岡田貴美香(余貴美子さん)の病院「岡田医院」で一人の女の子が難産の末に生まれるまでの第2回のナレーション(胎児と新生児の独白)は、永野芽郁さんの演じる鈴愛さんでした。

同じ日の同じ病院で、一足先に、商店街で「萩尾写真館」を経営する萩尾弥一(谷原章介さん)とピアノとホラー小説好きの和子(原田知世さん)の夫婦の元に男の子が生まれ、旋律から取って、律と名付けられました。

鈴愛さんは、母親が病院の窓の外に止まっていた小鳥のすずめから取った名前でした。宇太郎さんの父親で鈴愛さんの祖父の楡野仙吉(中村雅俊さん)は、「つくし」と名付けたかったようなのですが、それは改装後の食堂名になりました。鈴愛さんの祖母の廉子(風吹ジュンさん)は、鈴愛さんが小学校2年生の時に亡くなり、第4回以降は仏壇の遺影とナレーション(語り)で登場しています。第3回の語りは佐藤健さんの演じる律でした。

1980年、小学3年生になった鈴愛(矢崎由紗さん)は、勉強は苦手だけれど明るくて、絵を描くことが得意な子供に成長していました。鈴愛さんには、年子の弟の草太(志水透哉さん)もいました。

写真館の律(高村佳偉人さん)は、小児喘息でもあるようなのですが、ピアノを弾くことができて、物理の勉強と発明が好きな子供に成長していました。発明をするのが好きなようなのですが、理屈っぽい性格から、友達が少ないということでした。でも、誕生日が同じ近所の鈴愛さんとは仲良くしていました。同じクラスの「お金持ち」の西園寺龍之介(大竹悠義さん)とも仲が良いようなのですが、ブッチャーというあだ名の龍之介さんと鈴愛さんは、時々喧嘩になっています。

もう一人の鈴愛さんの幼なじみの、商店街で洋服店を経営する木田原五郎(高木渉さん)と幸子(池谷のぶえさん)の夫婦の娘の菜生(西澤愛菜さん)は、友達と「トップテンごっこ」をして遊ぶのが好きな人でした。鈴愛さんと律さんと龍之介さんと一緒に、川を挟んだ長い糸電話の実験をしていました。

作(脚本)は北川悦吏子さん、音楽は菅野祐悟さん、演出は田中健二さんでした。原作のない、モデルとなる有名な実在の人物もいない、オリジナル作品だそうです。

岐阜県の中津川市がドラマの舞台の一つになっているそうです。私はそこへ行ったことがないのですが、先月に東京国立近代美術館に展覧会を見に行くことができた、没後40年の画家の熊谷守一さんの出身地が中津川市の付知町だったので、その辺りの町の話なのかなと思いました。

主題歌は星野源さんの「アイデア」という曲なのですが、その音楽と主演の永野芽郁さんの登場する青空を背景にしたかわいいイラストと青い鳥と虹のようなカラフルな色の長いリボンのひらめくオープニングの映像が、とてもよく合っているように思えます。すっきりと明るくて、本当にさわやかです。これはこのまま「アイデア」のプロモーション映像になっているのではないかと思えるほどです。まだドラマが始まったばかりなので、新鮮だからそう思うのかもしれませんが、今のところ、この曲を聴くために、このオープニングの映像を見るために、毎日のドラマを見たくなるような印象でもあります。

前作の「わろてんか」の物語には、私は途中から付いていくことができなくなってしまいました。劇中の落語を妨害するように入る解説も謎に思えましたし、小野アナウンサーの不思議なテンションの語りも、私には少し苦手でした。

今回の「半分、青い。」の第1週の風吹ジュンさんの演じる亡くなった祖母の語りの内容には、時々、過去の時代や、今は存在しない故郷の風景を懐かしむような、時間の経過を感じさせる要素があります。子供時代は万華鏡のようだとか、それは主人公の小学3年生の鈴愛さんたち子供の目線のものではなく、大人目線のものです。ドラマの中には、実際の「あしたのジョー」や「マグマ大使」といった作品(私は未見です)も登場していましたが、当時の流行歌を小学生の鈴愛さんたちが歌うのも、祖母の語りも、あるいは「連続テレビ小説」自体、ドラマを見ている大人の人たちが、過去を懐かしく思い出すための装置なのかもしれません。

「わろてんか」も含め、その他のNHKの「連続テレビ小説」でも「大河ドラマ」でも、主人公の子供時代の物語が楽しいと思うのですが、今作の「半分、青い。」では、子役の俳優さんたちの演じる小学生時代の場面は、予告によると、第2週までのようでした。第2週の第何話から代わるのかはまだ分かりません。

左の耳が聞こえないというのを、小学3年生の鈴愛さんはあまり感じていないようでしたし、親たちからも誰からも、特に何も言われていませんでした。音を聴く時に右耳で聴いているようではありましたが、まだ本人が自覚していないということなのでしょうか。親も学校の先生も友達も、鈴愛さんの耳のことに気付いていない、または普段の生活の中に違和感がないということなのでしょうか。

ドラマを見て、主人公の名前が「すずめ」というのを聞いて、昨年のTBSのドラマ「カルテット」の満島ひかりさんの演じる女性が「すずめ」と呼ばれていたことを思い出しました。また、岡田医院の医師の余貴美子さんを見て、2012年のNHKのドラマ「つるかめ助産院~南の島から~」でも余貴美子さんが助産師さんを演じていたことを思い出しました。

私はドラマを見る前にあまり事前情報を得ないほうなので、久しぶりの「現代もの」(まだ時代ものかもしれません)の連続テレビ小説「半分、青い。」がどのような物語になっていくのかは分かりません。冒頭のお天気雨の場面(晴れの日に撮影されたように見える雨の日の場面)や、胎児や新生児が大人の感覚で語る場面などは少し気になりましたが、ドラマの当時の時代のことを私がよく知らないということもあって、少なくとも第1週の物語は、それなりに楽しく見ることができました。

星野源さんの主題歌の流れるオープニングも好きでした。見ていく場合は、また毎回を録画をして見ることになると思います。毎週の感想を書くことはできないかもしれないのですが、来週の第2週「聞きたい!」も楽しみにしていようと思います。


ところで、来週からは、2011年の連続テレビ小説だった「カーネーション」(作は渡辺あやさん、主演は尾野真千子さんです)が地上波で再放送されることになるのだそうです。

「カーネーション」は、私もとても好きで見ていた「時代もの」の作品です。数年前にBSプレミアムでも再放送されていたような気がするのですが、でも、今、この作品が地上波で、しかも夕方に再放送される理由はよく分かりません。記者が過労死をしたNHKは政府の推進する「働き方改革」を最近積極的に取り入れているそうなので(一説によると、先週の大河ドラマ「西郷どん」が休止になり、謎の撮影舞台裏と出演者対談番組に切り替わっていたのもそのためだそうです)、もしかしたらなのですが、放送する番組の中に「再放送」のものを増やすというのも、その一環なのかもしれません。昔は民放でも、夕方頃の数時間の放送がほぼドラマやアニメの再放送だったということがあったように思います(夕方に「相棒」などのドラマの再放送をしているテレビ朝日は今でもそうかもしれません)。再放送があって良かったと思うことは私もありますし、再放送が悪いということでは決してないのですが、これからNHKでは再放送が増えていくのかなという感じもします。
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