FC2ブログ

「未解決の女 警視庁文書捜査官」第1話

テレビ朝日の新木曜ドラマ「未解決の女 警視庁文書捜査官」の第1話を見ました。初回は15分拡大版で放送されていました。

捜査中に大怪我を負ったという警視庁捜査一課強行犯係の熱血刑事の矢代朋(波瑠さん)は、左腕を負傷したまま復帰して早々、警視庁の地下の薄暗い資料保管室に設置されていた「特命捜査対策室」の第6係に配属されました。そこは、未解決事件の資料を管理する倉庫で、「倉庫番の魔女」と呼ばれている刑事の鳴海理沙(鈴木京香さん)が資料の文書を解読し、事件について聞きに来た捜査中の刑事たちに知り得た情報を伝えていました。

第1話では、強行犯係の刑事たちから新しく持ち込まれた、連続女性変死事件の被害者二人の部屋に置かれていたあえてひらがなを多く使った遺書を読んだ理沙さんは、犯人は罪は自分にではなく相手にあると考える女性であり、怨恨による殺人事件だと推理していました。

そして、被害者2人が10年前の2008年に密室状態の自宅で刺殺された人気ミステリー作家・嶋野泉水(中山美穂さん)のサイン入りの本を持っていたと知り、朋さんが疑う泉水さんの夫(渡辺いっけいさん)が今も暮らしている自宅の書棚に並べていた泉さんの本のタイトルを朋さんから聞いた理沙さんは、泉水さんの本が一時期ゴーストライターによって書かれていたことを泉水さんの夫に確かめ、連続変死事件の被害者の交際相手でフェイクニュース的記事の発信者でもあったフリーライターのMizuki(風間俊介さん)と泉水さんとの関係性を二人の文字から解き明かしていくのでした。

原作は、麻見和史さんの小説『警視庁文書捜査官』だそうです。私は未読です。

脚本は大森美香さん、演出は田村直己さんでした。音楽は村松崇継さんでした。エンディングに流れていた主題歌は平井堅さんの「知らないんでしょ?」という曲でした。

理沙さんと朋さん以外の主な登場人物は、捜査一課強行犯係の係長だった特命捜査対策室室長の古賀清成(沢村一樹さん)、特命捜査対策室第6係の係長で恐妻家の財津喜延さん、主任の草加慎司(遠藤憲一さん)、第3強行犯捜査・殺人犯捜査第5係の岡部守(工藤阿須加さん)と桑部一郎(山内圭哉さん)と係長の川奈部孝史(光石研さん)のようでした。

ドラマによると、日本国内で発生した事件の内、警察が解決することのできた事件は全体の約3割で、約7割は未解決事件となっているということでした。

公文書(行政文書)の改竄や隠蔽や破棄などが相次ぎ、日本政府の公文書管理や情報開示の在り方が問題となっている今、文書を論理的に読み解く力と文字や文章に関する知識と心理学と想像力とを駆使して捜査をする刑事ドラマが作られるというのは、面白そうだなと思いました。

特命捜査対策室第6係は文書解読係ということなのですが、文書を解読しているのは、少なくとも第1話では、「文字フェチ」で筆跡にも詳しい理沙さん一人でした。文字のつなぎの部分があまりにも突き出しているものは「アブノーマルコネクト」と呼ばれるとか、私も知りませんでした。

熱血で行動力のある刑事の朋さんとは対照的な、倉庫に引きこもりがちの刑事の理沙さんは、刑事というよりは、いわゆる“安楽椅子探偵”のように見えました。

朋さんが「コナン君方式」(『名探偵コナン』のコナン君です)と呼んでいたように、イヤホンからの理沙さんの指示通りに朋さんが話すという手法もそれなりに面白く思えたのですが、文書解読の能力で矛盾点などを見つけ出して捜査をするという部分がこれまでの他の刑事ドラマとは異なる新鮮な要素であるとするのなら、その要素がもう少しはっきりと活かされていたほうがいいのではないかなとも思いました。

このドラマの前に放送されている「木曜ミステリー 警視庁・捜査一課長」の捜査一課長(内藤剛志さん)が最後に登場していた昨夜の第1話の中では、私としては、Mizukiさんを演じていた風間俊介さんが良かったように思います。

私はこのドラマの原作の小説を未読なので、その作品とドラマとを比べることはできないのですが、第1話は登場人物の紹介も兼ねていたのだろうと思いますし、次回から本格的な文書解読ドラマになるのかもしれません。次回も見てみようと思います。


ところで、このドラマはテレビ朝日のドラマなのですが、報道によると、日本初の神道の小学校を大阪府豊中市に開校しようとしていた学校法人・森友学園関連の公文書を改竄した問題などに揺れる財務省に新たに起きた福田淳一事務次官による「セクハラ(セクシャルハラスメント)」疑惑事件の複数いるという被害者の一人が、テレビ朝日の女性記者の方だということが明らかになったということでした。事務次官をついに辞任することにしたらしい福田事務次官は、公開された音声が自分の声であることを認めつつ?自分は「セクハラ」はしていないとまだ否定しているようなのですが、福田事務次官や福田事務次官を擁護する麻生太郎財務大臣や財務省の矢野官房長たちの一連の言動をニュース番組で見たり聞いたりしていると、憤りというよりは、見苦しくて不快な感じがするというか、何というか、気持ちが悪くなってきます。その人たち個人に、というよりは、性犯罪的行為の絶えない世の中に、ということでもあるのかもしれません。

被害者を増やさないようにするためにも財務省の事務次官によるセクハラを報道してほしいという女性記者の訴えを退けてしまったというテレビ朝日は、これからは加害の相手が閣僚でも中央省庁の官僚でも、報道メディアとして、抗議などの対応をすぐに取ることができるようになるでしょうか。他の企業も、テレビ局もラジオ局も新聞社も出版社も、自社の記者へのセクハラ被害を知ったテレビ朝日の隠蔽を非難するだけではなく、自分の会社の問題として考えて調査をしてほしいように思いました。セクハラの被害というのは、異性から受けるものだけではなく、同性から受けるものもあると思いますし、性別に関係なく、女性だけではなく男性も、被害に遭ったことを誰かに簡単に相談したり、訴え出たりすることが難しいものであるように思います。不安のまま泣き寝入りをせずに事務次官からの被害の実態を『週刊新潮』に訴えた女性記者は、勇気があると思います。もしも今回の週刊誌の告発報道がなかったなら、菅義偉内閣官房長官の秘書官だったという刑事部長が逮捕を止めさせたというフリージャーナリストの伊藤詩織さんに対する性犯罪事件の時のように、安倍首相の友人を守りたい政府側にもみ消されて、今の状況よりももっと、あったことがなかったことにされてしまっていたかもしれません。社会問題のようにはならなかったかもしれません。

先日には、今年のアメリカのピュリツァー賞(以前はピューリッツァー賞と呼ばれていたような気がします)に「#Me Too」運動のきっかけとなったセクハラ報道が選ばれたと報じられていましたが、日本ではセクハラの被害者ほうがセクハラの加害者よりも非難されるという風潮があるそうです。福田事務次官のセクハラの実態を会社の利益のために?隠したテレビ朝日の手法は、福田事務次官からセクハラ被害を受けた女性記者にとっては、辛いものだったのではないかなと思います。でも、福田事務次官によるセクハラの事実をもみ消そうとした上司の所属するテレビ朝日の報道機関としての罪と、セクハラ発言をした福田事務次官の罪とを、同じ場所に並べて考えてはいけないと思います。セクハラ(セクハラだと言葉が少し軽く聞こえるので、性的嫌がらせとか猥褻行為とか、そのような言葉で表現したほうがいいようにも思います)を行った人のほうが、圧倒的に悪いと思います。

何かの番組の中で、福田財務省事務次官のことを「昭和のエロおやじ」と評している方がいたのですが、性犯罪者は死刑になったほうがいいのではないかと思ってしまうくらいの私には、平成時代の今、あるいは平成時代が終わろうとしている今、常日頃から「下ネタ」を言い続けている人だという福田事務次官のような人物は本当に時代錯誤の存在であるように思えます。そのような人(「昭和のエロおやじ」的人物)を社交的で陽気な人という風にポジティブに捉える方も多くいるのかもしれませんが、単純に、私は苦手なのです。社交界風の?「セクシーな会話」なるものと「セクハラ発言」とを一緒にしている方もいるようなのですが、(私には「セクシーな会話」自体もよく分からないのですが)もしかしたら、前者は会話相手との間にお互いに適切な距離を見つけることができている場合のユーモアのある会話なのではないかなと思います。事務次官も国税庁長官も不在の財務省は、稀な状況にあるということなのですが、セクハラの概念や理解がほとんどないらしい福田事務次官や麻生財務大臣や矢野官房長の発言を聞いていると、解体の噂も出ているという財務省は実は(深層心理としては)解体されたいのかなとさえ思えてきます。安倍自民党政権は一応「女性活躍社会」や「女性が輝く社会」を提唱しているということですが、政治のニュースを見ていると(今、日米首脳会談でアメリカのトランプ大統領との仲の良さをアピールし、米朝首脳会談時には北朝鮮の拉致問題のことも扱ってほしいとアメリカ政府に依頼しているという安倍首相は、拉致問題解決のために日朝首脳会談を行って直接対話をしようということは考えていないのでしょうか)、行政府の人事権を掌握しているという内閣人事局が選んで任命している人々の横柄さや無神経さや下品さに嫌気が差すような気持ちになります。
プロフィール

Author:カンナ
ブログ初心者です。
感想などを書いています。
マイペースで更新します。
すきなもの
 月・星空・雨・虹・雪
 飛行機雲・入道雲・風鈴の音
 透き通った水・きれいな色
 富士山・東京タワー・ラジオ・音楽
 本・絵画・ドラマ・(時々)アニメ
 掃除機をかけること
にがてなもの
 人ごみ・西日・甘すぎるお菓子
 

最新記事
カテゴリ
月別アーカイブ
カウンター
検索フォーム