「モンテ・クリスト伯 -華麗なる復讐-」第1話

フジテレビの「木曜劇場」枠の新ドラマ「モンテ・クリスト伯 -華麗なる復讐-」の第1話を見ました。初回は15分拡大版で放送されていました。

2003年、ある小さな漁師町の漁師で、交際相手の目黒すみれ(山本美月さん)との結婚も決まっていた柴門暖(ディーン・フジオカさん)は、遠洋漁業中に遭難した際に亡くなる直前の船長のバラジ(ベヘナムさん)から、東京の渋谷のある場所に届けてほしいとの手紙を託されていました。

結婚式の準備を始めたある日、手紙を持って渋谷へ出掛けようとした暖さんの前に、バラジ船長の遺体を確かめていた、公安部の警察官の入間公平(高橋克典さん)が現れました。手紙のことを訊かれ、英語で書かれた手紙を入間さんに見せた暖さんは、船長はテロ組織と関わっていたかもしれない、危険だからこの手紙を預からせてほしい、このことは家族にも口外しないでほしいと言う入間さんの考えに従うことにしました。

しかし、すみれさんとの結婚式の披露宴の途中、一人でトイレに立った暖さんは、待ち伏せていた警察官たちに捕まり、テロ組織に資金を提供したという身に覚えのない謎の罪で連行されてしまいました。暖さんの後輩で、すみれさんを好きな売れない役者の南条幸男(大倉忠義さん)は、急いですみれさんを呼びに行ったのですが、南条さんも、すみれさんも、暖さんの先輩漁師の神楽清(新井浩文さん)も、借金取りに追われているらしい寺角類(渋川清彦さん)も、暖さんを警察官たちから助けることはできませんでした。

バラジ船長が手紙を送ろうとしていた相手は、ITファンド会社の社長の入間貞吉(伊武雅刀さん)でした。父親と自分の警察官僚の地位を守るために暖さんに罪を見せることにした入間刑事の策略により、暖さんは、バラジ船長とつながっていたらしいテロ組織を有するある国の孤島の牢獄に、それまで人質となっていた外務省の職員の身代わりとして送られ、お金はどうしたのかと、酷い拷問を受けることになりました。

その頃、日本では、すみれさんたちが暖さんの無実を訴えるための署名活動などを行っていたのですが、効果はありませんでした。すみれさんはその国へ渡ることもできず、途方に暮れていました。

酷い拷問も終わり、「墓場」として孤島の狭い牢獄に閉じ込められた暖さんは、(どのようにしてということは不明ですが)そこで生き続けていました。そうして、2011年も過ぎ、2017年になったある日、ネズミが歩いたりハエが飛んだりしている薄暗い牢獄の床の石が外れ、暖さんの目の前に突然出来たその穴から、謎の老人(田中泯さん)が這い出てきました。

脚本は黒岩勉さん、演出は西谷弘さんでした。主題歌は、DEAN FUJIOKAさんの「Echo」という曲だそうです。挿入歌というか、結婚披露宴の場面で使われていた曲は、KANさんの「愛は勝つ」(1990年発売)でした。

原作は、1844年頃に出版されたアレクサンドル・デュマの長編小説『モンテ・クリスト伯』です。『巌窟王』と訳されているものもあります。黒岩涙香がそのように訳したそうです。様々な作品に影響を与えているという有名な小説なのですが、私はまだ『モンテ・クリスト伯』をちゃんと読んだことがありません。昔に、絵本のような、内容が短くまとめられた本で読んだことがあるような気がします。無実の罪で投獄されていた人が脱獄し、富豪となって裏切り者たちへの復讐を果たしていく話だと思うのですが、結末を憶えていません。数年前には、NHKのEテレの「100分de名著」でも特集されていたと思います。

「モンテ・クリスト」というのは、伯爵の名前ですが、弧島の名前でもあるそうです。原作のデュマの小説の主人公の名前は、エドモン・ダンテスです。

第1話は、暖さんが無実の罪で警察官に逮捕され、孤島の牢獄で謎の老人と出会うまでの話でした。復讐される人物が2003年からどのように変わっていったのかということは、まだ描かれていませんでした。次回予告も、ドラマの直後にはなかったので、もしかしたらCMの後などにあったのかもしれませんが、私は見ていません。

現実離れした話だからか、ドラマにもそのような雰囲気がありましたが、暖さんに罪を着せている間に出世をして警視正になった高橋克典さんの演じる入間刑事の悪徳の感じも、善良そうな暖さんやすみれさんとの対比として、良かったように思います。

暖さんは、すみれさんや車椅子の母親(風吹ジュンさん)には愛されていたようだったのですが、周囲の友人たちからはあまり良く思われていないというか、嫉妬をされて疎まれていたようでもありました。

アレクサンドル・デュマの小説を原作とした今回のドラマ「モンテ・クリスト伯」がどのような雰囲気の物語になっているのかはまだ分かりませんが、数年前にフジテレビで放送されていたドストエフスキーの長編小説『カラマーゾフの兄弟』を原作としたドラマ「カラマーゾフの兄弟」(カラマーゾフ家を黒澤家としていました。吉田鋼太郎さん、市原隼人さん、斎藤工さん、林遣都さんが出演していました)は、意外と仰々しい演出になっていたような印象もあるので、「モンテ・クリスト伯」もそのくらいに仰々しいほうがいいのか、あるいはもう少し抑え気味であるほうがいいのか、どちらがいいのだろうかと思います。でも、一話完結ではない連続ドラマとして、物語の続きも何となく気になるので、次回も見てみようと思います。
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