「未解決の女 警視庁文書捜査官」第2話と、大人の男性は怖かったのだろうという言葉

テレビ朝日の木曜ドラマ「未解決の女 警視庁文書捜査官」の第2話を見ました。

第2話の事件は、大手IT企業の社長・幸田雅也(戸次重幸さん)の娘で中学生の幸田遥花(畑芽育さん)が誘拐され、1億円の身代金が要求されるというものでした。

父親は、電話口に出た遥花さんが「かもめ」とだけ言うのを聞きました。「特命捜査対策室」の第6係の刑事の矢代朋(波瑠さん)は、身代金の1億円を入れた鞄を犯人の指示鳥に橋の下を流れる川に投げ落としました。

誘拐事件の被害者が「かもめ」と言ったということを知った鳴海理沙(鈴木京香さん)は、12年前に3歳の娘の芽依さんを連れてショッピングセンターに来ていた坂下菜々美(高岡早紀さん)が30秒ほど目を離した隙に娘の姿を見失ったという事件を思い出しました。菜々美さんは、消えた娘と一度だけ電話で話すことができたのですが、その時、どこにいるのか、何が見えるかと母親に訊かれた芽依さんは、「かもめ」と答え、その直後に電話が切れたのでした。

朋さんに資料保管室から連れ出され、第3強行犯捜査・殺人犯捜査第5係の刑事の桑部一郎(山内圭哉さん)と係長の川奈部孝史(光石研さん)が捜査に来ていた幸田さんの自宅を訪ねた理沙さんは、リビングの窓から「か」、「も」、「め」という文字の入った看板を見つけ、芽依さんがその言葉を母親に伝えた理由を推理しました。一方、朋さんは、棚の上に置かれていた家族写真の一枚に、長袖を着ていない遥花さんの左腕にハート型のほくろを見つけました。それは12年前の芽依さんの誘拐事件の捜査をしていた理沙さんが考えていたように、遥花さんが芽依さんであることを示すものでした。遥花さんの父親は、12年前に3歳の娘を乳幼児突然死症候群で亡くした妻がショッピングセンターで見かけた遥花さんを家に連れて帰り、自分の娘と思い込んで育てたということを刑事たちに打ち明けました。

理沙さんは、朋さんと話した犯人が女性で、誘拐した少女のことを「娘」と言っていたことから、犯人が菜々美さんであると気付いていました。清掃の仕事をしていた学校で娘の芽依さんと同じハート型のほくろが左腕にある遥花さんと出会い、幸田夫妻に復讐をしようと娘を誘拐していました。

脚本は大森美香さん、演出は田村直己さんでした。

第2話も、第1話と同じような雰囲気でした。決して悪いということではないのですが、たくさんいる刑事たちが事件の捜査の展開にあまり活かされていないような気がします。副音声風の冒頭の解説のナレーションも、少し異質な感じがします。

第1話を見た時には、「倉庫番の魔女」と呼ばれている、“安楽椅子探偵”のようにも見えた理沙さんが、資料保管室の外にこれほど早く(第2話で)出ることになるとは思いませんでした。

それに、何というか、理沙さん朋さんの捜査は、「文書解読」ではないような気がします。理沙さんは、芽依さんが幸田家の窓から見えた看板の文字を見て「かもめ」と母親に言ったのは、名前に入っている「か」と「も」と「め」が読めたということを母親に褒めてもらいたかったからではないかと推理していました。

そうかもしれない、とも思うのですが、未解決事件の文書を解読して未解決事件を解決するというのとは、少し違うような気もしました。それとも、このドラマの「文書捜査官」の「文書」というのは、警察の作成した「文書」には限らないということなのでしょうか。「ってよ」の表記?にこだわる理沙さんが「文字フェチ」と言われるというのも、よく分かりません。

今のままでは、普通の刑事ドラマの捜査とあまり変わらないような気がするのです。未解決事件となっていた12年前の芽依さんの誘拐事件が解決したのは、母親が自分の娘を自ら見つけて誘拐犯だった夫妻に誘拐事件を仕掛けたからです。鳴海さんが12年前の芽依さん誘拐事件のことをちゃんと憶えていたからです。

両親が実の親ではなく誘拐犯で、学校の清掃員の女性が実の母親で自分と一緒に死のうとしていたと知った娘の遥花さんの思いなど、事件関係者のその後のことも、特に描かれてはいませんでした。

ドラマを見ながら少し眠いような気持ちになってしまったというところもあるのですが、「文書捜査官」というタイトルであるならその通りに、もっと「文書」や「文書解読」の場面を描いてほしいようにも思いました。


ところで、これはこのドラマ「未解決の女 警視庁文書捜査官」とは何の関係もなく、昨日に記者会見が行われていた、「強制わいせつ」で書類送検されたというTOKIOの山口達也さんの事件の捜査のことです。

報道によると、山口さん(報道では「山口メンバー」と呼ばれていました)は、お酒の病気で入院していた病院から自宅に戻った当日の2月12日の昼頃からお酒を飲み始め、夜8時頃、NHKのEテレの番組で知り合って連絡先を交換していた未成年の女子高校生に電話をかけて、女子高校生とその友人の女子高校生?を自宅に呼び、お酒を勧めたり、無理矢理キスをしたりするなどの「強制わいせつ」を行い、被害を受けて驚いた女子高校生が山口さんの家から母親に連絡して、山口さんの家に迎えに来た母親と一緒に警察署へ行って被害届を出した、そして3月下旬に山口さんは警察署から「強制わいせつ」の件で警察から連絡を受けた、ということのようだったのですが、被害者とその母親と被害者の友人から山口さんの様子や言動を訊いた警察は、2月12日の夜にすぐに山口さんの家を訪ねて聴取をするということはしなかったということなのでしょうか。

私には、警察官は事件の通報を受けたらすぐに駆け付けるというようなイメージがあったので、一昨日に山口さんの事件のことをニュースで知って驚いた時にも、どういうことなのだろうと、そのことが少し気になっていたのですが、NHKでも民放でも、2月12日から1か月以上経って警察が山口さんに連絡をしたという警察の対応について、1か月以上かけて裏付け捜査を進めていたのではないか、というくらいのことしか報道番組内では言われていませんでした。警察は被害者から被害届が出された場合、被害者が被害を受けた当日には現場に駆け付けない、被害を受けた当日には加害者と思われる人物に直接話を訊きに行かない、ということなのでしょうか。被害届を出すのと、110番に通報するのと、交番に駆け込むのとは違うということなのでしょうか。もしも被害者が警察に相談したのと同じ夜に地元の警察が山口さんの家へ行っていたなら、山口さんは事態にすぐに気付くことができたのではないかと思いますし、酩酊状態だったという加害時の山口さんの様子も、山口さんが女子高校生を呼び出した事情も、警察はすぐに分かったのではないかと思います。

それとも、「首相案件」のように、警察署には「ジャニーズ案件」というようなものがあってまずは本人ではなくジャニーズ事務所に連絡をするとか、そのような仕組みになっているということなのでしょうか。何か、不思議です。警察がなぜ女子高校生が被害を受けた当日に加害者と思われる山口さんに話を聞きに行かなかったのかということについて、あるいは被害を訴える人が警察に被害届を出した後の捜査の仕組みについて、報道番組で特集してほしいくらいです。セクハラ発言の録音テープがあっても公式には自分の声だということを認めようとしないし謝罪もしない財務省の福田淳一前事務次官の場合とは異なり、山口さんは、酔っていて「強制わいせつ」時の記憶がないと言いながらも、被害者の訴えていることを事実として認め、頭を下げて被害者に深く謝罪していたので、そのことはせめてもの救いであるような気がします。

記者会見で山口さんは、未成年からしたらやっぱり大人の男性は怖かったのだろう、と答えていましたが、本当にそうだと思います。SNSを利用して被害に遭っている未成年者の多くは性犯罪の被害に遭っているということが先日にも報道されていましたが、山口さんのその言葉は印象的でした。被害を受けた女子高校生の方には当然のことながら全く非はありませんが、夜8時に山口さんの家に行くということを女子高校生の方が親に話していたのか、夜8時に娘が山口さんの家に出かけるということを保護者の方が知っていたのかどうかということは、少し気になります。家でも幼稚園でも学校でも、親たちや先生たちが、夜に呼び出されても出かけてはいけない、危ないことになるかもしれない、嫌な思いをするかもしれないというようなことを、子供が大切なら、その大切な子供たちに、ちゃんと話してほしいと思いました。
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