「ヘッドハンター 転職の案内人」第3話

テレビ東京の「ドラマBiz」の「ヘッドハンター 転職の案内人」の第3話を見ました。

第3話では、バブル時代から女性総合職の先駆けとして第一線で活躍し、数々のヒット事業を手掛けてきた総合商社「三網物産」の社員の熊谷瑤子(若村麻由美さん)に、小さな転職斡旋サーチ会社「SAGASU」を経営するヘッドハンターの黒澤和樹(江口洋介さん)と業界最大手の老舗転職斡旋会社「ブリッジ」のシニアバイスの赤城響子(小池栄子さん)が、同時に転職話を持ち掛け、会食を重ねていました。

そのようなある日、黒澤さんとライバルの赤城さんのもとに、「あの女には気をつけろ」という「謎の女」からの怪しいメールが送られてきました。それは「あの女はふしだらだ」という趣旨の内容のメールでした。熊谷さんと会った黒澤さんは、マネージャーのようにいつもそばにいる熊谷さんの部下の江上唯(菜葉菜さん)の存在が気になり、江上さんに連絡を取って会うことにしました。

さらに、黒澤さんは、赤城さんからは「二重スパイ」と呼ばれている元経済新聞記者の眞城昭(平山浩行さん)に、赤城さんが熊谷さんの転職先として考えている大日本製鉄の内部資料を取り寄せてもらいました。赤城さんと食事をした寿司店を出た熊谷さんに声をかけた黒澤さんは、大日本製鉄は政府の言う「女性活躍社会」に迎合しているだけで、総合職の女性として入社してもただのお飾りになるだけだと熊谷さんに話しました。

翌日、赤城さんの部下の武井恭平(岡田龍太郎さん)が大日本製鉄を調べたところ、本当らしいということが分かり、赤城さんは、うちのクライアントの情報を教えてくれてありがとうと黒澤さんに言いました。ジムに来ていた熊谷さんに謝罪した赤城さんは、また一から転職先を探し始めました。黒澤さんも、年収4000万円という瑤子さんの条件に合う会社を探して、熊谷さんという人材を売り込む営業を行っていました。

熊谷さんは、黒澤さんと張り合っている赤城さんが「SAGASU」の黒澤を潰したいとはっきり言うのを聞いて、赤城さんが持って来た東帝ホールディングスへの転職話を考えることにしました。しかし、「あの女には気をつけろ」と書く「謎の女」からのメールが再び赤城さんと黒澤さんのもとに送られてきました。眞城さんが調べたところ、熊谷さんには不倫をして騒ぎになった過去があったようでした。教育関係の会社では厳しいと考えた赤城さんは、熊谷さんに不倫のことを確かめた上で、今回の話はなかったことにしてほしいと話しました。それから、「SAGASU」の黒澤さんを訪ねた赤城さんは、熊谷さんのある事実について黒澤さんに伝えました。

その後、熊谷さんは左遷されることになりました。熊谷さんの初期のヒット事業の中には猫カフェがあったのですが、黒澤さんは、熊谷さんと食事をした際、熊谷さんが豚アレルギーだと話していたことが気になっていたようでした。空港で熊谷さんと会った黒澤さんは、豚アレルギーの人の中には猫アレルギーの人もいると聞いたことがあると熊谷さんに話し、事業のアイデアを出したのは部下の江上さんであり、メールを送ってきた「謎の女」はあなただと推理しました。そして、江上さんと会って江上さんのアイデアノートを見せてもらった、丸一地所はアイデアと企画力のある管理職を探していたから江上さんを紹介して転職させたと、熊谷さんに話しました。

「SAGASU」の社員の舘林美憂(徳永えりさん)は、実績を積み上げてきた熊谷さんのような人には左遷は辛いだろうと言っていたのですが、それを聞いた灰谷哲也(杉本哲太さん)は、熊谷さんのような人はまた這い上がってくるだろうと答えていました。

熊谷さんは自分に自信のないところがあると考えていた黒澤さんは、今回のクライアントが求める人材とは合わなかっただけで熊谷さんには事業をまとめる推進力とリーダーシップがあるから自信を持ってほしいと話し、熊谷さんは江上さんのアイデアを盗んだのではなく、昔の自分と似ているところのある江上さんのアイデアを実現させたかったのではないかと言いました。

熊谷さんは、江上さんと自分が似ているという黒澤さんの意見を否定し、江上さんのことは“アイデアだけの愚図”だと思っていた、でも最初の猫カフェは私のアイデアだと黒澤さんに言いました。ヘッドハンターは人間観察が仕事でしょう、まだまだね、と言った熊谷さんは、私はあんな愚図じゃない、昔から強かったわ、と笑って去っていきました。

脚本は林宏司さん、監督は土方政人さんでした。

第3話も、面白かったです。熊谷さんを巡る黒澤さんと黒澤さんをライバル視している態度をあからさまに出す赤城さんとの対決構図も良かったですし、パワハラやセクハラの横行する男性社会を生き抜いてきたキャリアウーマンの熊谷さんの最後まで黒澤さんに弱さを見せない強さも良かったです。

最後の空港の場面も、ミステリーの結末のような雰囲気でした。黒澤さんが熊谷さんに訊かれて答えていたことによると、黒澤さんが、赤城さんが熊谷さんの転職先として選んだ大日本製鉄が「女性活躍」の偽りの看板を掲げている会社であるということを赤城さんに知らせて熊谷さんを守ったのは、熊谷さんのような優秀な女性がそのような扱いを受けるのを見過ごすことはできないと思ったからのようでした。

ヘッドハンターの黒澤さんも赤城さんも、クライアント(条件に合う人材を探している転職先の会社)のことやヘッドハンティングをする相手のことをよく考えて仕事をしているのだなと思いました。そのために協力し合うところも(実際のヘッドハンター業界でもそうなのかどうかは私には分かりませんが)良かったです。

1時間のドラマとは思えないくらいというか、2時間ドラマの分くらい、二転三転する話がしっかりと作り込まれていたように思います。このドラマは一話完結の物語ですが、毎回物語の展開の仕方が異なるところも良いのだと思います。毎回ヘッドハンティングをする相手の条件が異なるので、それは当然のことなのかもしれないのですが、硬派な“ヒューマンドラマ”としても良いドラマになっているような気がします。今回の最後、眞城さんは赤城さんに、黒澤さんは人殺しだと話していました。黒澤さんが黒ずくめの服を着ていることには意味があるようです。次回の物語も楽しみにしたいと思います。


ところで、昨日のドラマ「ヘッドハンター」の後の時間の、日本テレビの「NEWS ZERO」の嵐の櫻井翔さんのコーナーでは、天皇陛下の退位(譲位)まであと一年ということで、天皇皇后両陛下の沖縄への慰霊の旅の足跡を櫻井さんが辿るために、平和祈念公園の平和の礎や、鉄血勤皇隊として日本軍に招集された少年たちが隠れていたという摩文仁のガマ(壕、洞窟)や、対馬丸記念館を訪れるという特集を放送していました。「ゴールデンまなびウィーク」?という企画に因んだ特集のようだったのですが、良い特集でした。アメリカ軍に上陸され、国内初の地上戦となって県民の4人に1人が亡くなったという沖縄戦の特集は、沖縄の在日米軍基地の問題が話し合われている今、約73年前の第二次世界大戦や太平洋戦争の時代のことを知らない私のような人たちが少しでも知ることができるように、定期的に放送したほうが良いように思います。といっても、私はこの昨夜の「NEWS ZERO」の櫻井さんの、天皇皇后両陛下が沖縄に心を寄せ続けていることを伝える特集を偶然見ることができただけなのですが、偶然見ることができて良かったと思いました。

あと、二日ほど前の報道によると、4月の19日に250年ぶりに噴火したという霧島連山の宮崎県の硫黄山の麓の長江川という川が噴火後に白く濁っているのが確認され、その川の水から環境基準の約200倍のヒ素や6倍のカドミウムや、ホウ素や鉛などの6種類の有害物質が検出されたということが報道されていたのですが、その前には、長江川の下流の鹿児島県の川内川でも大量の魚が死んでいるのが確認されていたのだそうです。

昨日には、愛媛県今治市の“塀のない刑務所”から脱走して23日目の昨日に広島県の広島市内で5人の警察官たちに身柄を確保されたという平尾受刑者(警察以外の多くの方が予想していた通り、やはりすでに海を泳いで渡っていたようです。逮捕後の報道では、平尾受刑者の呼び方は平尾容疑者となっていました。新たな窃盗の容疑で、ということでしょうか。逃げた理由については、人間関係が嫌になったからと話しているそうです)の報道のほうが大きかったので、硫黄山の噴火後に近くの川で猛毒が検出されたということについての詳しいことはほとんど報道されていないように思います。県や市に被害が寄せられていないということなので、もしかしたら「風評被害」というものを恐れているのかもしれないとも思うのですが、どうしてそのような猛毒が硫黄山の噴火後に川から検出されたのだろうと、ニュース番組を見ていて不思議に思いました。その毒の流出は、もともと硫黄山の土中にある、例えば硫黄化合物の中に含まれているなどの自然の現象ということなのでしょうか。それとも、いわゆる「公害」による汚染なのでしょうか。「カドミウム」と聞くと、日本の四大公害病の一つの「イタイイタイ病」のことを思い出します。噴火後の川から有害物質が検出されたことを伝える報道はとても大切だと思うのですが、同時に、なぜそうなったのかという理由も一緒に伝えてほしいです。
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