「モンテ・クリスト伯 -華麗なる復讐-」第4話

フジテレビの「木曜劇場」のドラマ「モンテ・クリスト伯 -華麗なる復讐-」の第4話を見ました。

不動産会社の社長の神楽清(新井浩文さん)は、次の国有地の取引を有利にしてもらうため、政治家の木島義国(嶋田久作さん)の進める土地の再開発プロジェクトの地鎮祭に妻の留美(稲森いずみさん)を連れて参加し、木島代議士への挨拶を済ませると、一緒に帰ろうとする妻をまだイベントが終わっていないその会場に残して、一人で先に帰りました。

警視庁の刑事部長の入間公平(高橋克典さん)からの電話に出た留美さんは、投資家のモンテ・クリスト・真海(ディーン・フジオカさん)はフィリピンで投資会社を設立しているがその前の経歴が全くの不明である、だから真海には近付くなと入間さんから指示を受けました。しかし、電話を切った留美さんの前に、真海さんが現れました。真海さんは、テナントの相談に来たと、ファッションデザイナーとして自分のブランドのお店を開きたいという夢を持つ青年実業家の安堂完治(葉山奨之さん)を、留美さんに紹介しました。留美さんは、施設育ちの安堂さんが夢を語る姿に共感し、夫に相談してみると安堂さんに約束しました。

留美さんと安堂さんを引き合わせた真海さんは、人気俳優の南条幸男(大倉忠義さん)とその妻で料理研究家のすみれ(山本美月さん)の娘の南条明日花(鎌田恵怜奈さん)と公園で待っていた幸男さんのマネージャーの江田愛梨(桜井ユキさん)に会い、神楽さんの不動産会社のライバルの五葉不動産の封筒に入った書類を江田さんに手渡しました。それは、幸男さんへのCM依頼の書類でした。江田さんは、すみれさんに、明日香さんは真海さんと一緒にいるということを伝えて、幸男さんに五葉不動産のCM依頼の話を伝えました。「殺人者」と中国語で書かれた紙を折り畳んで隠した幸男さんは、ある香港のマフィアについて、それを知っているかと江田さんに訊ねていました。すみれさんが公園に急ぐと、そこには真海さんの姿はありませんでした。真海さんは、すみれさんが公園に来たのを見届けてから車を出しました。

生んだばかりの子供を入間さんに捨てられたことを思い出しながら、再び真海さんの鎌倉の別荘を訪ねた留美さんは、夫に出資を断られた安堂さんが酷く落胆するのを見て、助けたいと思い始めたようでした。安堂さんには、実は多額の借金がありました。江田さんは、真海さんが安堂さんをこの計画に引き入れたことを心配していたのですが、真海さんは、安堂さんについて、彼は私のために生まれてきたような人間だ、と江田さんに言いました。

夜、いつもの男性たちと会っていた留美さんは、仮想通貨で儲けたという話を聞きました。安堂さんのためにお金を用意したい留美さんはそれに飛びつき、家の預金をつぎ込みました。しかし、それは真海さんの仕掛けた罠でした。真海さんが仮想通貨を暴落させたことにより、留美さんはつぎ込んだお金を失いました。愕然とした留美さんは、入間さんに頼ることにしました。

帰宅した留美さんは、家にいた夫から仮想通貨のことを訊かれ、大したことはないという風にすぐに戻しておくと笑って答えたのですが、神楽さんは、大損したのだろうと言うと、留美さんの鞄から300万円の入った封筒を取り出し、昔の愛人を頼ったのか、牛山に尾行させたから入間のことは知っている、二度と俺の金に手を付けるなと激怒しました。神楽さんは、木島議員の勧めで、好きでもないキャバクラ嬢だった留美さんと結婚したということでした。神楽さんは、お前のことなど愛していないと留美さんに言い、私は愛そうとしたと言う留美さんに、そういうところが気に入らないと怒り、愛人からもらったお金なのだから好きに使えばいいと、300万円を床に叩きつけました。留美さんは、そのお金を拾って家を出て行きました。

その夜、安堂さんとバーで会った留美さんは、入間さんからもらった300万円を安堂さんに見せ、こんな大金をもらうことはできないと驚く安堂さんに渡しました。そして、留美さんは、そのまま安堂さんとホテルの一室に泊まりました。

別荘の真海さんは、安堂さんのDNA鑑定の結果を記した資料を江田さんに見せました。留美さんがこの別荘で生み、入間さんが別荘の庭に埋め、元空き巣で真海さんの現執事の土屋慈(三浦誠己さん)が救い出そうとした子供は、施設で育った安堂さんでした。留美さんと入間さんの子供は生きていたのでした。

脚本は黒岩勉さん、演出は野田悠介さんでした。

入間さんの父親で金融ファンド会社の代表を務めていた入間貞吉(伊武雅刀さん)は、入間家の2階の部屋で、声を発することのできない寝たきりの状態となって生きていました。入間さんはそのような父親のことを判断力もあるか分からないとバカにしていたのですが、入間さんの長女で大学院生の未蘭(岸井ゆきのさん)は、祖父の言いたいことが自分には理解できると父親に話していました。ある日未蘭さんは、出口という父親の決めた男性との結婚を父親に断るため、祖父の貞吉の意見を聞きたいと両親を祖父の部屋に連れて行き、祖父の顔を見て、おじいさまはこの結婚に反対していると父親に伝えました。

父親は未蘭さんの言うことを相手にしませんでした。後日、魚市場へ出かけた未蘭さんは、店先の珍しい魚を見ようとして水槽を倒してしまいました。富永水産で働く守尾漁業の守尾信一郎(高杉真宙さん)は、服に大量の水がかかっていた未蘭さんに、自分が着ていた守尾漁業の黄緑色のパーカを貸しました。魚の研究をしているという未蘭さんは、女性が一人で市場へ来るのは珍しいと言う信一郎さんに、ダボハゼのオスを探していると伝えました。ダボハゼのメスを飼っているのだとその写真を信一郎さんに見せた未蘭さんは、でももうすぐ飼えなくなるからせめてつがいにしてあげたいと思ったと言い、もうすぐ結婚するんです、と俯いて涙を流しました。未蘭さんとの別れ際、信一郎さんは、そのパーカを着ていると奇跡が起きますと未蘭さんを元気付けました。

帰宅した未蘭さんが祖父の部屋へ向かうと、そこには弁護士が来ていました。車いすに座る祖父の貞吉さんのそばに立っていた弁護士は、貞吉さんの遺産相続のことで話があるから両親を呼んでほしいと未蘭さんに頼みました。入間さんとその後妻の瑛理奈(山口紗弥加さん)を連れて未蘭さんが戻って来ると、弁護士は遺言書の内容を読み上げ始めました。遺産は3人に均等に分けると書かれていたのですが、その後には、しかし未蘭を出口と結婚させる場合は遺産を全て財団に寄付するという補足が付け足されていました。貞吉さんは、弁護士が持って来た視線で文字を入力して自分の言葉を伝える機械を使って、未蘭の結婚か遺産かどちらかを選べ公平と息子に語りかけました。

父親は悔しがりながら部屋を出て行き、おじいさまありがとうと祖父に抱きついて喜んだ未蘭さんは、派手な色のパーカを見た祖父に、これは奇跡を起こすパーカよ、と嬉しそうに話していました。

この魚市場の信一郎さんと未蘭さん、未蘭さんと祖父の貞吉さん場面が良かったです。この件には真海さんは関わっていません。

今回は、大切なものを全て壊す、という真海さんの復讐のための仕掛けた罠に、それとは知らずにかかって翻弄される人々の運命の始まりの回という印象でした。真海さん自身は、江田さんや土屋さんなどの協力者に指示を出す以外には、今回はそれほど動いていなかったように思います。私としては、ディーン・フジオカさんの演じる真海さんが復讐対象者に直接関わっていくところももう少し見たいように思いました。

神楽さんも幸男さんも入間さんも、真海さんが柴門暖だとはまだ気付いていないのですが、暖さんの元婚約者のすみれさんも、真海さんが結婚式の日に逮捕されてから行方不明になっている婚約者の柴門暖だとは気付いていません。

神楽さんは、ライバル会社のCM依頼を受けた後輩の幸男さんに苛立ち、真海さんからそれとなく教えられた、香港にいた頃の幸男さんの黒い噂について、秘書の牛山直紀(久保田悠来さん)に調査を命じていました。

安堂さんを施設に預けたのは、別荘の庭に入間さんが埋めた留美さんの子供を助けようとしていた土屋さんだったのでしょうか。土屋さんが土の中から拾い上げたすぐ後に死んでしまったかのようだった新生児は、どのように生きていたのでしょうか。留美さんと安堂さんの関係性が復讐対象者の神楽さんをどのような地獄へ落としていくのかまだ分かりませんが、安堂さんという人を見つけ出して留美さんに近付けた真海さんの執念深い計画に、自分を陥れて自分の人生を破壊した者たちへ憎しみの強さを思いました。第4話も面白かったです。次回の物語も楽しみにしたいと思います。
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