「モンテ・クリスト伯 -華麗なる復讐-」第5話

フジテレビの「木曜劇場」のドラマ「モンテ・クリスト伯 -華麗なる復讐-」の第5話を見ました。

投資家のモンテ・クリスト・真海(ディーン・フジオカさん)は、建設会社・神楽エステートの社長の神楽清(新井浩文さん)の妻の留美(稲森いずみさん)を、留美さんと警視庁の刑事部長の入間公平(高橋克典さん)との間に生まれた息子の安堂完治(葉山奨之さん)とを結びつけました。朝、留美さんは、300万円を安堂さんの夢のためにとその場に残して機嫌良く自宅に戻り、朝食を用意している時にソファで目を覚ました夫に、これからもよろしくお願いしますと笑顔で言いました。

真海さんは、入間さんが大学院生の娘の未蘭(岸井ゆきのさん)と結婚させようとしている、マレーシア駐在の外務省職員の出口文矢(尾上寛之さん)を別荘に招待し、結婚すれば未蘭さんに祖父の入間貞吉(伊武雅刀さん)の遺産が入らなくなるそうですねと入間家が遺産相続でもめているという話を切り出し、入間貞吉を殺してほしいと頼み、冗談だと最初は少し笑いながら、未蘭さんと結婚する前に殺せばいい、水で濡らしたハンカチで口を塞げば簡単だと言い、入間家で事件が起きても入間公平は自分の家で起きたことを認めないだろう、それに入間貞吉は人を殺している、未蘭さんの母親は突然亡くなったが、入間貞吉はずっと息子の結婚に反対していたのだと吹き込みました。

俳優の南条幸男(大倉忠義さん)の妻の料理研究家のすみれ(山本美月さん)は、真海さんの別荘でのパーティーに参加できなかったことを気にしていたのですが、その日の参加者が神楽さんや入間さんだと知って、元婚約者の柴門暖の事件の関係者たちが集められていると訝しく思うようになっていました。すみれさんは、仕事の合間、マネージャーの江田愛梨(桜井ユキさん)に頼んで真海さんの家を訪ねたのですが、家から応答はありませんでした。真海さんは、すみれさんを門の前まで連れて来た江田さんに、二度と彼女を近付けるなと連絡しました。

その後、すみれさんは神楽さんの会社へ向かいました。ライバル会社に遅れを取ったことを政治家の木島義国(嶋田久作さん)に怒られていた神楽さんは、久しぶりに訪ねてきた後輩の妻のすみれさんに、ライバル会社のCMに出ている俳優の妻が何の用かと言い、真海の別荘に集まった人たちが暖の事件の関係者だと言うすみれさんを、友人の婚約者を寝取って子供まで生ませた南条幸男はすごいと愚弄して追い返しました。

未蘭さんは、ダボハゼのオスを受け取るため、魚市場の富永水産の元守尾漁業の守尾信一郎(高杉真宙さん)に会いに行きました。信一郎さんが釣ったダボハゼのオスを受け取り、信一郎さんと近くの食堂で食事をすることになった未蘭さんは、結婚しないことになったと嬉しそうに言い、この「奇跡のパーカ」のおかげだと、クリーニングに出した黄緑色の守尾漁業のパーカを信一郎さんに返しました。水槽のダボハゼを見ていた未蘭さんは、これはオスではなくメスだと気付きました。信一郎さんは、もう一度釣ってくると言い、メスでもいいと断る未蘭さんにまた会いたいと伝え、間違えたのはわざとじゃないと笑いました。

未蘭さんは嬉しそうに帰宅したのですが、玄関には見慣れない男性の靴がありました。父親が決めた結婚相手の出口さんのものでした。出口さんの前で父親から改めて結婚の話を持ち出された未蘭さんは、断ることができませんでした。部屋に戻った未蘭さんは、結婚することになりました、ダボハゼは大丈夫です、ありがとうございましたと、信一郎さんにメッセージを送りました。

娘と出口さんを家に残したまま、真海さんに呼ばれた入間さんと二番目の妻の瑛理奈(山口紗弥加さん)は二人で真海さんの別荘へ出かけました。夜、真海さんは、訪ねてきた二人を豪華な料理でもてなし、3人での食事の時間を楽しもうとしていたのですが、その時、もう一人来ると入間夫妻が言い、真海さんが驚いてドアのほうを見ると、執事の土屋慈(三浦誠己さん)に案内されたすみれさんが現れました。突然の出来事に動揺して黙る真海さんは、瑛理奈さんにおいしいと勧められた小籠包を震えながら口にすると、少し気分が悪くなったからと部屋を出て、テーブルの上に置かれていた氷を取りました。

バルコニーに出て空を見上げていた真海さんは、星がお好きなのですかとすみれさんに話しかけられました。すみれさんは、娘の明日花(鎌田恵怜奈さん)が真海さんのために書いた海と星空と月の絵を真海さんに手渡しました。星を好きなわけではないと言う真海さんに、すみれさんは、真海さんはご結婚はしているのですか、と訊きました。真海さんがいいえと答えると、結婚したいと思ったことはありますか、と訊きました。一度だけ結婚したいと思った女性がいました、でもその女性は私が長い旅をしている間に別の男性と結婚していましたと答えた真海さんは、その女性のことを恨んでいますかと訊くすみれさんに、少し考えて、こう思うことにしています、その女性はもう死んだのだと、と答えました。すみれさんは、そのまま部屋に戻ろうとする真海さんの腕を掴んで引き止め、真海さんは今幸せですか、と訊きました。真海さんが、ええとても、と言うのを聞くと、少し寂しそうに、でもほっとしたような笑顔を見せて、良かった、と言って先に部屋へ戻って行きました。

すみれさんと瑛理奈さんが席を外している間、真海さんは、入間さんにあるファイルを手渡し、娘さんの婚約者の出口さんがクアラルンプールにペーパーカンパニーを作って横領をしていたと告げました。

その頃、家で出口さんと食事をしていた未蘭さんは、出口さんがいつもと違って無口なことを気にしていました。出口さんは、入間貞吉の殺害のことを考え続けていました。しばらくすると、呼び鈴が鳴り、未蘭さんは、友達が来たと言って玄関へ向かいました。玄関先にいたのは、信一郎さんでした。信一郎さんは、ダボハゼのオスを釣ってきたと、小さな水槽を未蘭さんに渡そうとしたのですが、未蘭さんは、結婚して育てることができなくなるから受け取れないと断りました。親の決めた好きでもない相手と結婚する未蘭さんを心配する信一郎さんは、俺じゃダメかなと未蘭さんに言ったのですが、未蘭さんは、小学生の時に突然母親が亡くなった、その時に支えてくれたのが家庭教師で、その女性と父親は結婚した、二人が私のためを思ってくれたのに私だけ勝手なことはできないと俯き、こんな息苦しい家には入らないほうがいいと信一郎さんに言いました。

未蘭さんは、ありがとうと信一郎さんに伝えて、出口さんの待つ家に戻ったのですが、リビングに出口さんの姿はなく、キッチンの水道から水が流れ続けていました。出口さんは、未蘭さんが友達に会いに出た瞬間、水道の水でハンカチを濡らし、2階の貞吉さんの部屋へ向かっていました。自分では動くことのできないベッドの上の貞吉さんは、部屋に現れた出口さんに視線を向けていました。未蘭さんは、出口さんを探して家の中を歩き回り、2階の祖父の部屋のドアを開けました。

未蘭さんと別れて入間家の門を出ようとしていた信一郎さんは、未蘭さんの叫び声を聞き、家の中に飛び込んで未蘭さんを探し、2階の部屋の前にいた未蘭さんに声をかけました。未蘭さんが固まったまま見つめていたのは、口から泡を吹いて倒れている出口さんの姿でした。

真海さんから出口さんの横領の事実を伝えられて戸惑っていた入間さんは、未蘭さんからの連絡を受けて病院へ向かいました。未蘭さんに付き添っていた信一郎さんは、父親の入間さんに挨拶をして帰りました。入間さんは、信一郎さんの名字の「守尾」が少し気になっていたようだったのですが、尾崎医師から出口さんが亡くなったことを伝えられ、奥様の時と同じだと言われると、私の家でそのようなことが起こるはずはないと言い返しました。そうして出口さんの死因は、毒によるものではなく、心不全ということになったようでした。

真海さんは、すみれさんの娘が描いた絵を燃やしました。江田さんから事件の報告を受けた真海さんは、入間貞吉は人を殺さないと言い、清濁併せ飲んで生きて来た人間は心の中に悪魔を持つようになる、その悪魔を目覚めさせただけだと江田さんに教えました。入間家では、瑛理奈さんが一晩中自分に付き添ってくれたことに気付いて感動していた未蘭さんが、翌朝、継母の瑛理奈さんのことを「ママ」と親しみを込めて呼ぶようになっていました。真海さんは、出口さんの名前を使って、自分は遺産の一部をもらえるだけでいい、入間貞吉を殺してほしいというような内容の手紙を瑛理奈さんに送っていたようでした。今はまだ幼稚園生の息子に入間家の遺産を相続させたいと考えていたらしい瑛理奈さんは、その手紙を握りつぶし、半分の量になった赤いガラス瓶の中の液体を見ていました。真海さんは、瑛理奈さんが入間家を崩壊させるだろうと考えていました。

次は南条幸男だと江田さんに言った真海さんは、南条幸男の大切なものを壊してもいいのですかと訊かれて、ああ、すみれはもう死んだんだ、と答えていました。

脚本は黒岩勉さん、演出は野田悠介さんでした。

第5話も、面白かったです。

物語の内容自体は何となく“昼ドラマ”風にも思えるのですが、登場人物の感情が抑制的に描かれていて、品位が保たれているので、落ち着いた雰囲気のドラマになっているところも良いのだと思います。

私はドラマの原作(原案でしょうか)の小説『モンテ・クリスト伯』をまだちゃんと読んでいないので、ドラマを小説と比べることはできないのですが、だからこそドラマの意外な展開を楽しむことができているのかもしれません。とてもよく練られていて、丁寧に作られているドラマのように思います。

ディーン・フジオカさんの演じる真海さんの、着々と進められていく復讐劇も良いのですが、未蘭さんと信一郎さんの場面も良いです。今のところ、未蘭さんと信一郎さんは、純粋な人のままです。(ドラマの合間の、高杉真宙さんが信一郎さんとして出演している車のCMは、毎回その時の話に合わせて内容が異なるのでしょうか。)

出口さんに窒息死させられるところだったかもしれない貞吉さんは、出口さんが自分の部屋の中で苦しんで倒れるところを見ていたのだと思いますが、出口さんがどこで何の毒を飲んだのかということが、昨夜のドラマを見ていた私にはよく分かりませんでした。見逃してしまったのかもしれません。瑛理奈さんが用意した食事のどこかに毒が入っていた可能性もありますが、貞吉さんの部屋で倒れるまでにはしばらく時間がありました。

今回は、すみれさんを再び失うことになる真海さんの悲しみも描かれていたように思います。元婚約者の柴門暖に殺される夢にうなされていた様子のすみれさんは、真海さんの顔が暖さんに似ているという風には思っていないようでしたが、もしかしたら真海さんが暖なのかもしれないと気付き、暖さんの名前を出さないまま、真海さんにあのような質問をしていたのかもしれません。すみれさんも強い人なのだろうと思います。

きれいな映像も、静かな音楽も良いです。次回の「モンテ・クリスト伯 -華麗なる復讐-」の物語も楽しみにしたいと思います。
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