「ブラックペアン」第9話

TBSの「日曜劇場」のドラマ「ブラックペアン」の第9話を見ました。

東城大学医学部付属病院の心臓血管外科医の佐伯清剛教授(内野聖陽さん)が倒れ、このままでは心筋梗塞の恐れがあると、左冠動脈と僧帽弁の手術が行われることになったのですが、唯一の頼みとされた天才的外科医の渡海征司郎(二宮和也さん)は佐伯教授の手術を拒否し、入院患者となった佐伯教授は、渡海さんにではなく、帝華大学病院の西崎啓介教授(市川猿之助さん)に見限られた外科医の高階権太(小泉孝太郎さん)を執刀医に指名し、国産の内視鏡外科手術支援ロボット・カエサルでの手術を希望しました。

カエサルのシミュレーターに蓄積されているデータは西崎教授の下にあって使うことができませんでした。黒崎誠一郎准教授(橋本さとしさん)を始め、佐伯教授を助けたい東城大の外科医たちは、手術支援ロボットを使った手術の国内外の症例を集めるなど、難しい手術の解決策を探し始めました。佐伯教授は、そのような部下たちの様子を病室で見たいからと、看護師長の藤原真琴(神野三鈴さん)に頼んで医局にビデオカメラを設置してもらいました。

教授選に影響力を持つ医療ジャーナル誌『日本外科ジャーナル』の編集長の池永英人(加藤浩次さん)に、佐伯教授を助けたいから帝華大のカエサルの論文を見せてほしいと直談判に行った研修医の世良雅志(竹内涼真さん)は、西崎教授の論文を見せてもらうことはできなかったのですが、ある海外の論文を教えてもらうことはできたようでした。それは穴を左右に2か所に開けるのではなく、左の1か所にだけ開けて、僧帽弁の手術と冠動脈の手術を続けて行うというものでした。

佐伯教授の容態が急変し、十分なシミュレーションができていないまま、佐伯教授の手術が始められることになりました。カエサルを使って手術を進めていた高階さんは、僧帽弁の手術を終えることはできたのですが、カエサルが入らないため冠動脈の手術を手術はできないと判断しました。高階さんが諦めかけていた時、世良さんが高階さんに渡海さんの計画を伝えました。

佐伯教授津の急変の知らせを聞いて手術室ではない場所へ向かった渡海さんは、医局のカエサルのシミュレーターを使い、遠隔操作で佐伯教授の手術を行おうと考えていました。遠隔操作が可能ということは、カエサルのマニュアルにも書かれていたことでした。状況を理解した佐伯教授は、遠隔操作のアクセスを許可し、イヤホンから聴こえてくる渡海さんの言葉をそのまま黒崎准教授たちに伝えて手術を進め、手術室看護師の猫田真里(趣里さん)が用意していた専用の吸盤で佐伯教授の心臓を手前に引き出してカエサルで佐伯式の手術を始めた渡海さんの手術を補佐しました。黒崎さんは、途中から、その手術が渡海さんによるものだと気付いていたようでした。

手術は無事に終わりました。西崎教授が高階さんとは別の部下に書かせていたカエサルについての論文が『日本外科ジャーナル』に掲載されると、それを見た西崎教授は喜んでいたのですが、その次のページには、高階さんが書いたカエサルの遠隔操作の可能性についての佐伯教授の論文が掲載されていました。部下に書かせた論文で出世をすることしか考えていない西崎教授を立派な医者だと思わなくなっていた池永編集長は、佐伯教授の手術後に高階さんから送られてきたメールに添付されていた論文と渡海さんがシミュレーターを使って遠隔手術をしている映像に医療の未来を感じ、佐伯教授を最終著者(責任者?)とした高階さんの論文を『日本外科ジャーナル』に掲載したのでした。

脚本は丑尾健太郎さんと神田優さん、演出は渡瀬暁彦さんでした。

「最終回前」となっていた第9話は、20分拡大版で放送されていました。

ペアンの影が映っている「飯沼達次」という人の古いレントゲン写真を見つけた世良さんたちに黒崎准教授が話していたことによると、黒崎さんはもともと佐伯教授の盟友だった渡海さんの父親の渡海一郎(辻萬長さん)の下で医療を学んでいた人でした。渡海さんの父親の一郎さんは、出世には興味のないタイプの優秀な外科医だったが、担当していた患者の飯沼達次さんが手術後に容態を悪化させ、その後飯沼さんの身体の中にペアンが残されたままになっていたことが発覚したことから、その責任を取って東城大病院を辞職したということでした。

佐伯教授が藤原看護師長に頼んでさくら病院から退院させていた飯沼さんは、今は東城大病院の特別室に入っています。藤原看護師長は、新人看護師の花房美和(葵わかなさん)にその担当を任せていました。

佐伯教授の手術が実際に始まるまでが少し長いようにも思えてしまったのですが、医局のシミュレーターを使って高階さんたちに指示を出しながら遠隔操作で手術を行う場面の、二宮さんの演じるTシャツ姿の渡海さんが、何となく、これまでの白衣姿の外科医の渡海さんよりも、ゲームが好きという二宮さんによく合っているような気がしました。

登場人物の顔を画面に大写しにするというような圧迫感のある演出が、最終回の一つ前の今回ではこれまで以上に強くなっていたような気もしたのですが、この演出を見ているとやはり「日曜劇場」の近年の、池井戸潤さんの小説を原作としたドラマを思い出します。

手術を拒否したり文句を言ったりしながらも最後には必ず天才的外科医の渡海先生は人命救助に現れるという“お約束”が踏襲される分かりやすい一話完結の医療ドラマとして、面白くないというわけでは決してないのですが、ただ、私には、すごく面白いかどうかがよく分からないままこのドラマを見ているという部分もあります。

ともかく、来週の放送が最終回ということですし、ドラマ「ブラックペアン」の最終回の物語も、楽しみにして見てみようと思います。
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