FC2ブログ

西日本豪雨から一週間、支援と、コアストーンという巨石のこと

広域多発豪雨のあった、一週間前の7月6日は、朝にオウム真理教事件の死刑囚13人のうちの7人が連続的に処刑された日でもあるのですが、そのことも含めて、この一週間は大変な一週間だったように思えます。

報道によると、西日本豪雨の被災地では、阪神・淡路大震災や東日本大震災などの過去の災害時と同じように、瓦礫や泥や石やごみなどを処分する場所がないという問題や、衛生や臭いや虫の問題や、支援物資のミスマッチの問題が起きているということでした。今朝の報道では、全体で187人の方が亡くなったと言われていました。土砂災害で地形が変わって道路にできたという川の水で洗濯物をしている小学生の方たちの姿に驚いたのですが、被災各地の断水は今も続いていて、町の方も、病院などの施設の方も、水を使うことができないそうです。

6日の前日の、大雨の警報の出ていた5日に「赤坂自民亭」という宴会を開いていたという安倍首相とその周辺の国会議員たちは、参議院議員の定員数を6増やすという法案の審議を国会で進めていて、大阪の高槻市の地震以降、さらに水道事業民営化法案の国会審議を進めようとしているようなのですが、日本に住む人々の命に関わる日本の水道事業は公共の事業として国や自治体が責任を持って運営するようにしてほしいと思います。日本政府がアメリカ政府から買う予定にしているらしい、周辺の地域がミサイル探知のための謎の強い電波に常にさらされることになるという陸上型ミサイル迎撃システムのイージス・アショアの購入費の約1000億円(2基だとその倍、さらに毎年高額の維持費がかかるそうです)の税金を、武器のためではなく、被災者の生活支援や被災地の整備のために使ってほしく思います。東日本大震災と聞いて想起する東北の被災地とは異なる場所(東京都内の都市開発事業など)にも使われていると報じられていた東日本大震災の時の「復興予算」や各国政府からの義援金は、結局、被災者支援や復興のためにどのくらい使われたのでしょうか。

昨日には、東京オリンピック・パラリンピックを「復興五輪」であると国内外に印象付けるために、来年3月から行うという全都道府県を巡る聖火リレーを福島県から始める(青森県や岩手県からではなく福島県からに決まったのは、メルトダウン事故を起こした東京電力福島第一原子力発電所があるからでしょうか)というような報道もありましたが、そのような東京オリンピック関連の聖火リレーの報道(聖火台をお台場に置いて集客を図るという計画も謎に思えますが)に、私は少し違和感がありました。それとも、被災した方々も、聖火リレーが自分の住む都道府県に来たなら嬉しく思うものなのでしょうか。

今日も気温と湿度が高く、天気予報によると、全国的に気温は35℃前後であるようです。40℃近くという(ほとんど殺人的な)気温になる地域もあるそうです。昨日には、被災地に泥棒が出ているということも報じられていましたが、また被災地で窃盗や詐欺や性犯罪などの嫌な事件が起きるのだろうかと(思い過ごしかもしれませんが)憂鬱な気持ちになりました。

被災者が使わない毛布などの支援物資が大量に避難所に届けられて、支援の現場の職員の方々が困っているというような報道もありました。災害の度に問題になる支援のミスマッチは、どうしてなかなか改善されないのでしょうか。必要な人に必要な支援が届くようになってほしいです。避難している方が、爪を切りたいから「爪切り」がほしい、と話しているのを聞いて、なるほどなと思いました。被災地の方は、当然のことながら、突然の災害が起きるまでは、被災していない地域の方と同じように、ごく普通の日常を過ごしていたのだということを改めて思います。ボランティアの支援なのだから「善意」であるはずだという考え方も分かるのですが、「善意」という言葉で括るのではなく、被災者のためのものであるはずの一方的な支援物資が被災者の迷惑にもなり得るということは、はっきりと言ったほうがいいというか、そのようにメディアが伝えたほうがいいのではないかなと、そのニュースを聞いて思いました。遠くに住んでいる者(私もその一人です)が今、自分なりに少しでも被災地を支援したいと思った場合は、物資を送るとかではなく、やはり身近な専用の場所に募金をする(義援金を送る)というのが、簡単でもありますし、自己満足的なものになってしまうかもしれないとも思うのですが、一番良いのかなと思います。

あと、山の土砂崩れによって市街地に転がり落ちて来たという巨石は、「コアストーン」と呼ばれる直径6メートルほどの石だそうです。日本列島ができていく過程で地表に上がってきたマグマがゆっくりと冷えて固まることで出来た花崗岩なのだそうです。風化して砂になったものが真砂土となり、その豪雨に弱い真砂土の土地が西日本には多いということでした。以前のNHKの「列島誕生 ジオ・ジャパン」という科学番組でも伝えられていましたが、東日本と西日本は、同じ日本列島でも、その出来方が違うのだそうです。

風化していない花崗岩のコアストーンを、復興の過程で一体どこに移動させるのだろうということも気になるのですが(さすがに山に戻すことはしないと思いますが)、日本にも巨石文化はありますし、今回の豪雨の影響で土石流となって山から被災の町に物凄い勢いで転がってきたという、コアストーンなる自然の巨石の点在する風景を見て、注連縄や紙垂が巻かれて“神様”になっている巨石は、このような巨石なのかもしれないなと思いました。
プロフィール

Author:カンナ
ブログ初心者です。
感想などを書いています。
マイペースで更新します。
すきなもの
 月・星空・雨・虹・雪
 飛行機雲・入道雲・風鈴の音
 透き通った水・きれいな色
 富士山・東京タワー・ラジオ・音楽
 本・絵画・ドラマ・(時々)アニメ
 掃除機をかけること
にがてなもの
 人ごみ・西日・甘すぎるお菓子
 

最新記事
カテゴリ
月別アーカイブ
カウンター
検索フォーム