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「健康で文化的な最低限度の生活」第5話

フジテレビのドラマ「健康で文化的な最低限度の生活」の第5話を見ました。

ある日、東区役所の生活課に島岡光(佐野岳さん)という少し挙動不審の青年が生活保護を受けたいと訪ねて来ました。島岡さんは鬱病であるということ以外は生活保護を受ける理由や自分が何者かについて何も話そうとせず、親族による援助が可能かどうかを確認する“扶養照会”も頑なに拒絶する島岡さんについて、係長の京極大輝(田中圭さん)は、生活保護を認めるかどうかを判断するため、新人ケースワーカーの義経えみる(吉岡里帆さん)に調査を任せました。

住所不定の島岡さんは、区役所の指示であおば荘という線路のそばの共同住宅に入居することになりました。先輩ケースワーカーの半田明伸(井浦新さん)から、しんどいことを共有することが大切だと言われたえみるさんは、大学を中退するまでは父親から仕送りをもらっていたという島岡さんから家族の話を聞こうとするのですが、父親のことを訊こうとした途端、島岡さんは落ち着かない様子で貧乏ゆすりをし始め、「無理」と拒絶しました。

仕方なく島岡さんの戸籍を調べたところ、父親は島岡雷(あずま、小市慢太郎さん)という総合病院の院長だということが分かりました。島岡さんの父親が医者なら相当な収入があるのではないかと考えた京極係長は、父親に援助をしてもらおうと、扶養照会を進めることをえみるさんに指示したのですが、何か事情があるのではないかと考えた半田さんは、扶養照会は保留にすべきではないかと言い、京極係長と半田さんの意見は対立しました。

島岡さんに扶養照会をすることについての連絡をしたえみるさんは、理由を話さない島岡さんからまたも「無理」だと拒絶され、決まりだからと伝えて電話を切りました。

6年前に家を出たまま音信不通になっている息子の写真を病院の机に飾っていた島岡さんの父親は、東京の東区役所から病院に届いた封筒を開けて書類を読み、東区役所を訪ねました。今すぐ会いたいから息子の連絡先を教えてほしいと頼んだ父親は、個人情報ですからとえみるさんに断られると、「父親なのに?」と驚き、役所を通すことになっていると説明する京極係長に別室に案内されました。

えみるさんは、島岡さんに連絡し、今父親が区役所に来ている、これから父親を連れて行くということを伝えたのですが、怯える様子の島岡さんに途中で電話を切られてしまいました。心配そうなえみるさんに、息子と感情の行き違いがあったと言う父親は、親子なんだから大丈夫ですよ、と笑っていました。えみるさんが父親を連れてあおば壮へ行った時には、島岡さんの姿は消えていました。島岡さんと同室の男性は、逃げるように駆け出していった島岡さんの姿を見ていました。

えみるさんと島岡さんの父親は、それぞれ島岡さんの行方を探すことになりました。その頃、区役所の生活課の京極係長に警察から連絡が入りました。父親が来ているという知らせにパニック状態となり、父親から逃げるように街を走っていた島岡さんは、駅の改札を通り抜け、階段を駆け上がったホームで駅員たちに追いかけられながら電車の入ってくる線路に飛び込んだようでした。

脚本は岸本鮎佳さん、演出は本橋圭太さんでした。

冒頭では、茨城県の実家に帰省して両親と祖母に会ったえみるさんが、今は結婚よりも仕事を頑張りたいということを家族に話して、父親に応援されていました。帰りは駅のホームで母親(ふせえりさん)と別れていたのですが、駅のベンチには河童?も座っていました。

えみるさんが生活課の同僚たちのために買って来たお土産の水戸納豆は、納豆好きだった半田さんに喜ばれていました。

今回は、えみるさんと栗橋千奈(川栄李奈さん)と桃浜都(水上京香さん)の3人のカフェでの女子会的な場面も楽しかったですし、半田さんも来た青柳円(徳永えりさん)の定食屋「アオヤギ食堂」での場面も楽しかったです。「アオヤギ食堂」でパートをしている元生活保護受給者の阿久沢正男(遠藤憲一さん)が娘の麻里さん(阿部純子さん)が家に泊まって今度妻のお墓参りへ一緒に行くことになったということを幸せそうに話していました。

えみるさんが担当していた島岡さんは、まだ事情は分かりませんが、父親を拒絶し、男性に触られることや男性の言い争いの大声に怯えていたことからすると、父親から家庭内暴力を受けていたとか、そのような人なのかもしれません。

今回の話の中のえみるさんは、最初に担当した利用者が亡くなるという悲しい事実があったことを忘れたかのように、島岡さんに苛立つ事務的な対応のケースワーカーになっていたようにも見えたので、ドラマを見ながらそのことが少し気になったのですが、最後には、島岡さんの挙動不審のような態度の理由に気付いたようでもありました。

家庭内暴力(DV)や虐待の被害に遭った人の居場所が、家族や親族だからという理由で行政機関からその加害者である人に知らされるというのは(実際に時々事件にもなっていますが)、怖いことだなと思います。

今回の中では、桃浜さんが担当している生活保護受給希望者の水原さんも、“扶養照会”に戸惑っていました。息子がいると知った桃浜さんは、息子さんもきっと母親に会いたいはずだと、隣の南区役所で水原さんの息子の戸籍を調べたところ、息子の悟さんが結婚していて子供もいるということを知りました。それを知った水原さんは、桃浜さんに説得されて、息子に援助を頼んでもらうことにしたのですが、数日後、桃浜さんのもとに帰ってきた悟さんからの返信封筒には、一度破り捨てたのをセロハンテープで修復された状態のボロボロの書類が入っていて、その表には黒い字で大きく「援助できません」と書かれていました。

家族は仲が良いもの、家族は助け合うもの、というような、実は多くの家族に一律に当てはまるわけではない、家族とはこのようなものだという「家族のあるべき姿」に対する違和感が描かれていくのかもしれません。

今回は前編でした。後編の物語も気になります。次回も楽しみにしたいと思います。
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Author:カンナ
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