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「昭和元禄落語心中」第2回

NHKの金曜日の夜の「ドラマ10」の新ドラマ「昭和元禄落語心中」の第2回を見ました。

「昭和最後の名人」である落語家の八代目有楽亭八雲(岡田将生さん)が人気落語家だった亡き二代目有楽亭助六(山崎育三郎さん)との過去を語り始めた第2回「助六」は、実家から預けられた先の七代目有楽亭八雲(平田満さん)のもとで八雲さんが助六さんと出会う昭和11年から、戦争の始まる昭和16年、戦争の終わる昭和20年の頃の話でした。

日本舞踊の家で父親の愛人の息子として肩身の狭い思いをして生きていた八雲さんは、神社の階段から落ちて右脚を怪我したために踊ることができなくなり、父親の知り合いの七代目有楽亭八雲の家に預けられることになったようでした。少年時代の八雲さん(大西利空さん)が門に入ろうとした時、元気な弟子入り志願の少年(南出凌嘉さん)が先に七代目の門に飛び込んだのですが、それが後の助六さんでした。

七代目八雲さんは、飛び込みの弟子入り志願の少年の落語を好きな気持ちを理解し、弟子にすることにしました。同じ年の二人の少年は、落語を通して親友になっていきました。家族に捨てられたという孤独な思いを抱えている八雲さんは、父親が亡くなってから家族がいないという助六さんの明るさに支えられていました。

冒頭の10分ほどで終わってしまったのですが、大西利空さんと南出凌嘉さんの演じる八雲さん助六さんの少年時代の場面がとても良かったです。

七代目は、日本舞踊の家を追い出された少年には「菊比古」という名を与え、落語好きの少年には「初太郎」という名を与えました。その頃には、岡田将生さんと山崎育三郎さんの演じる二人になっていました。陽気な落語が得意ですぐにお客さんの心を掴んだ初太郎さんは、七代目から少し辛気臭いと指摘されていた菊比古さんに、辛気臭くてもできる落語、古典の艶笑噺や怪談噺などを勧めていました。菊比古さんは、自分が学校へ行っている間にも落語の勉強をしている初太郎さんとの差に悩むようになりました。

軍の命令によって禁演となった名作古典落語を葬る式は、日本軍が真珠湾攻撃を行う数か月前の秋に行われていました。艶笑噺を上手くできるようにするため、菊比古さんは、三味線を弾く少女と交際を始めたのですが、少女の疎開を機に別れたようでした。七代目に仕える松田(篠井英介さん)も故郷へ帰りました。

昭和20年4月、国内で落語ができなくなった七代目は、初太郎さんを連れて慰問のために満州へ出かけることにしました。初太郎さんにはもうすぐ召集令状が来るということだったのですが、右足の不自由な菊比古さんは七代目の妻の実家へ行き、工場勤務をすることになりました。初太郎さんは、捨てられるということに怯えている菊比古さんに、生きて帰ってくる、坊(ぼん)を捨てないと約束しました。戦争中、竹槍の訓練が上手くできない菊比古さんは、軍人からは怒られていたのですが、女子生徒たちには好かれていました。七代目の妻の実家のあった場所には空襲などもなく、菊比古さんはそれでも比較的穏やかな日々を送ることができたようでした。

それから8月15日になり、ラジオから玉音放送が流れました。戦争が終わったらしいと理解した菊比古さんは、「明日から落語ができる!生きて帰って来い!」と叫び、「品川心中」を口ずさんでいました。

東京の下町は大空襲によって破壊されていたのですが、七代目の家は無事に残っていました。松田さんも戻っていました。菊比古さんは、お座敷で落語を披露しながら、初太郎さんの帰りを待っていました。そして、寄席が再開するという頃、戦地から初太郎さんが帰って来ました。菊比古さんと初太郎さんは生きて再会できたことを喜び合っていました。七代目も、無事に帰って来ました。寄席に来ていたお客さんたちは大変な戦争を生き抜いた人たちであり、高座の初太郎さんは、そのお客さんたちに笑ってもらうことに力を注いでいました。菊比古さんは、そのような初太郎さんの行く道を信じてついていけば間違いないと思っていました。

二人は、七代目の家を引っ越して、日之出荘というアパートで二人暮らしを始めることになりました。そのようなある寄席の日の夜、菊比古さんの前に、七代目を訪ねてきた芸者のみよ吉(大政絢さん)が現れました。

脚本は羽原大介さん、演出はタナダユキさんでした。

第2話も良かったです。拡大版で放送されていた第1話も良かったと思うのですが、八雲さんと助六さんの友情が始まる過去の少年時代から物語が描かれていたということもあり、通常の回の第2話は第1話よりも面白く見ることができました。

NHKの朝の連続テレビ小説でも大河ドラマでも、子役の俳優さんがとても上手なのですが、主人公の子供時代の場面はなぜかすぐに終わってしまいます。今回のドラマでも、大西利空さんと南出凌嘉さんの演じる少年時代の場面がとても良かったのですが、最初の約10分だけでもう終わりなのかと、少しもったいないようにも思えてしまいました。

でも、岡田将生さんと山崎育三郎さんの演じる後の八代目八雲さんと二代目助六さんも良いです。私はドラマの原作の雲田はるこさんの漫画『昭和元禄落語心中』を未読ですし、深夜に放送されていたアニメもちゃんと見ていないので、それらとドラマとを比べることはできないのですが、これから、助六さんとみよ吉さんの死を巡るミステリーになっていくのでしょうか。私は落語自体もよく知らないのですが、良いドラマになっていきそうに思えました。七代目の家の猫もかわいかったです。

それにしても、NHKの「ドラマ10」(今は「昭和元禄落語心中」)はTBSの「金曜ドラマ」(今は「大恋愛~僕を忘れる君と」)と放送時間が重なっているので、ドラマを見る一視聴者としては、テレビ局にそれを何とかしてほしいと思う部分も少しあります。「拡大版」として放送時間が延長になる場合に、その次の時間帯のドラマの最初のほうと重なってしまうので、できれば拡大版にはしないでほしいと思ってしまうのですが、例えば、テレビ局を超えて放送時間について話し合うことはできないものなのでしょうか。

先週の初回の時には、私は放送時間には「大恋愛」のほうを放送時間に見て、「昭和元禄落語心中」は録画をしておいたものを後で見ました。昨夜の第2話は、TBSの番組が1時間ほど繰り下げになっていたので、どちらも放送時間に見ることができました(「大恋愛」は、テレビ朝日の「金曜ナイトドラマ」の「僕とシッポと神楽坂」の第2話と重なる夜11時台になってしまいましたが)。
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