FC2ブログ

「大恋愛~僕を忘れる君と」第1話と第2話

TBSの新金曜ドラマ「大恋愛~僕を忘れる君と」の第1話と第2話を見ました。

母親で産婦人科医の北澤薫(草刈民代さん)の経営する「KITAレディースクリニック」に勤務する医師の北澤尚(戸田恵梨香さん)は、合理的な性格で、激しい恋愛をすることには特に興味がないという人でした。2013年の2月に、自分と似たような性格の、アルツハイマー病の治療法を研究している医師の井原侑市(松岡昌宏さん)とお見合いをし、5月に婚約をしました。有名なウェディングドレスデザイナーである井原さんの母親の千賀子(夏樹陽子さん)は、息子の妻となる尚さんのためにドレスをデザインして、結婚式当日を楽しみにしていました。尚さんの母親の薫さんも、一人娘の結婚を楽しみにしていました。

結婚を控え、侑市さんが海外にいる間にそのマンションの部屋へ引っ越すことになった尚さんは、引っ越し業者(「アート引越センター」の名前がそのまま使われています)のアルバイト従業員(ムロツヨシさん)と出会い、自分と同じように「はちみつ黒酢」を好きで、上の階の水漏れの被害にも的確に対処してくれたその人と居酒屋へ行き、その面白さに惹かれるようになっていきました。

尚さんは、『砂にまみれたアンジェリカ』という小説家の間宮真司のデビュー作の初版本をとても大切にしていました。尚さんは、間宮真司の新作を読みたいと思っていたのですが、間宮真司は次作が酷評されると世間から忘れ去られていき、小説を発表しないばかりか、その行方も分からなくなっていたようでした。尚さんは、『砂にまみれたアンジェリカ』の良さを延々と引っ越し屋さんに語っていたのですが、居酒屋からの帰り道で、その引っ越し屋さんから、間宮真司であることを打ち明けられ、感動するのでした。

それを知った時の尚さんの、「間宮真司なの!?」という感激ぶりに、ドラマを見ていた私も嬉しい気持ちになりました。今まで楽しく話していた人が、行方不明になっている大好きな作家だったと分かったなら、本当に驚くだろうと思いますし、嬉しい気持ちになるだろうと思います。

真司さんは、生まれてすぐの頃に神社に捨てられていたのを宮司に発見されたという孤児の人でした。尚さんは、アルツハイマー病になる未来を無意識の内に予感しているかのように生き急いでいるという感じで、好きになった真司さんに向き合っていきました。

婚約者のいる尚さんが自分を好きだといってくることに否定的だった真司さんは、尚さんの勢いに押され、作らされたアパートの部屋の合鍵を尚さんに渡したりもしていました。そのようなある日、何か食べるものを買って帰ると真司さんにメッセージを送った尚さんは、帰り道、自転車に撥ねられるという交通事故に遭いました。

病院に搬送され、検査を受けた尚さんは、怪我をしているものの、特に異常はないということで、帰宅できることになりました。真司さんのことを思い出した尚さんは、迎えに来た母親を振り切って、待っている真司さんのもとへ走り出しました。

一方、尚さんからの婚約解消の申し出を保留にして戸惑いながら帰国し、所属先の病院へ向かった婚約者の侑市さんは、同僚の医師が見ていた患者の脳のMRI画像に、初期の認知症の兆候を見つけたのですが、そこに尚さんの名前が書かれていることに驚きました。

その頃、真司さんは、部屋にしまってあった古いパソコンを出して、起動させました。「Windows98」のままでした。尚さんに愛されるようになった真司さんは、再び小説を書き始めようとしていました。真司さんによるドラマの語りは、真司さんの未来の小説に書かれる言葉なのでしょうか。

昨夜の第2話では、尚さんは、帰国した侑市さんから若年性の認知症の疑いがあると言われ、侑市さんの提案で検査を受けることになりました。そして、5年以内にアルツハイマーを発症する可能性が高いと診断されました。自覚症状はあるかと訊かれた尚さんは、無いと侑市さんに答えたのですが、本当はありました。頼んだ「はちみつ黒酢」をさらに頼んでしまったり、患者さんの名前と顔を思い出せなくなったりしていました。

尚さんから病気のことを教えられた母親の薫さんは、もしもそうなったら今までのようにママと二人で生きていこう、ママが尚ちゃんを守る、どんな尚ちゃんだってママの大事な尚ちゃんだもの、と泣きながら尚さんを抱きしめました。

侑市さんの両親は、結婚する前に尚さんの病気のことが分かって良かったと安堵し、健康な女性を探そうと話していたのですが、尚さんのことを時々思い出していた侑市さん自身は、尚さんに未練があるようでした。

薫さんは、真司さんのアパートを訪ね、尚と別れてほしいと100万円を渡して懇願しました。それから、娘のためにウェディングドレスを作ってくれた千賀子さんにも謝り、結婚式のキャンセル料などを全額こちらで負担したいと伝えました。

尚さんは、真司さんに食事に行こうと誘われ、真司さんが予約していた、偶然にも尚さんが母親とよく行く場所でもあった高級なレストランで食事をすることになりました。真司さんは、尚さんの母親が持ってきた100万円を受け取ってしまったと話し、尚さんとちゃんと付き合いたいと言いました。しかし、尚さんは、やっぱり結婚することにした、真司さんと付き合ったのは気まぐれだったと真司さんの予想に反することを言いました。尚さんは、真司さんを突き放すように嘘をついて別れました。

真司さんは、突然のことにショックを受けつつも、尚さんには何か言えない理由があると感じたようでした。

尚さんは、侑市さんの勤務する病院で精密検査を受け、アルツハイマー病の前段階だと診断されました。侑市さんから、適度な運動とバランスの良い食事と睡眠を勧められた尚さんは、普通の病気の場合と同じではないかと苛立つのですが、侑市さんは、でもそれが病気になるのを遅らせるためには一番大事なことなのだと尚さんに伝えました。尚さんは、自分が医者を続けることは患者さんの利益を損ねることになるのではないかと心配していたのですが、侑市さんによると、仕事も続けたほうがいいということでした。

婚約を解消した尚さんは、侑市さんの部屋から引っ越しました。同じ日、引っ越し業者のアルバイト従業員の真司さんは、先輩の木村明男(サンドウィッチマンの富澤たけしさん)や後輩の小川翔太(杉野遥亮さん)と共に、そのマンションの別の部屋の引っ越しの仕事に向かいました。真司さんは、水漏れを直した部屋の住民の女性に、あの時の人かと声をかけられ、下の階の井原さんは結婚を辞めたらしいと教えられ、動揺しました。

その夜、尚さんは、真司さんとよく行っていた居酒屋で食事をした帰りの路上で、急に周囲の風景が歪むような眩暈に襲われました。真司さんは、尚さんから久しぶりにかかってきた電話に出た直後、「真司、助けて!」という尚さんの声に驚きました。どこにいるのか分からないと混乱する尚さんは、真司さんに何が見えるかと訊かれて、観覧車が見えると答えました。居酒屋を出たと聞いた真司さんは、すぐに場所を察して、尚さんを助けに向かいました。

真司さんが駆け付けた時、尚さんは道の反対側をとぼとぼと歩いていました。尚さんの名前を呼び、横断歩道のない道を飛ぶように走って渡った真司さんは、泣きそうな尚さんから、私病気なの、もうすぐアルツハイマーになるのと打ち明けられました。

ドラマがこの場面で終わらなかったというところも、良かったのだと思います。ドラマには続きがありました。

真司さんのアパートの部屋で、真司さんと尚さんは、尚さんの病気について向かい合って話していました。話を聞いていた真司さんは、尚が病気だということを喜んでいる自分に驚いていると、尚さんが病気になって結婚しなくて良かったと尚さんに話しながら、尚さんの隣に座り、尚が認知症でも、心臓病でも、腎臓病でも、糖尿病でも、歯周病でも、水虫でも尚と一緒にいたいと言いました。

真司さんがその流れで尚さんにキスをしようとしていたのを尚さんが手で拒否しながら楽しそうに笑うという、面白い明るい終わり方で深刻な雰囲気の第2話が終わっていたのも、とても良かったです。

脚本は大石静さん、演出は金子文紀さんでした。音楽は河野伸さんで、エンディングの辺りに流れる主題歌は、back numberの「オールドファッション」という曲でした。

ドラマは、原作のない、脚本の大石静さんの完全オリジナルドラマだそうです。

どのような恋愛も当事者にとっては“大恋愛”である可能性があるので、「大恋愛」というタイトルを最初に聞いた時には、少し大袈裟に思えたというか、大丈夫なのかなと勝手に少し心配にも思えていたのですが、生き急ぐ尚さんを優しく見守る真司さんの雰囲気が良いので、第2話を見終わって、その勝手な心配の気持ちが少し薄れて来ました。

主人公の尚さんを演じる主演の戸田恵梨香さんも良いですし、繊細な真司さんを演じるムロツヨシさんも良いです。第2話の真司さんが尚さんを信じていたり、尚さんを助けに走ったり、病名を並べながらどのような尚さんでも尚さんと一緒にいたいと言ったりするところが、本当にかっこ良かったと思います。ドラマを見る前にはどうしてムロツヨシさんなのだろうという風にも少し思えてしまっていたのですが、ドラマを見て、真司さんを演じる俳優さんがムロツヨシさんで良かったと思いました。

NHKの「ドラマ10」の「昭和元禄落語心中」と、このTBSの「大恋愛~僕を忘れる君と」の放送時間が重なっているのですが、今回は「大恋愛」の放送時間が1時間ずれていたために両方を放送時間に見ることができました(先週の初回は、私は「大恋愛~僕を忘れる君と」を放送時間に見て、「昭和元禄落語心中」を録画したもので見ていました)。どちらを放送時間に見ることができるかは分からないのですが、どちらの作品も面白そうなので、次回の物語もそれぞれ、楽しみにして見ていこうと思います。
プロフィール

Author:カンナ
ブログ初心者です。
感想などを書いています。
マイペースで更新します。
すきなもの
 月・星空・雨・虹・雪
 飛行機雲・入道雲・風鈴の音
 透き通った水・きれいな色
 富士山・東京タワー・ラジオ・音楽
 本・絵画・ドラマ・(時々)アニメ
 掃除機をかけること
にがてなもの
 人ごみ・西日・甘すぎるお菓子
 

最新記事
カテゴリ
月別アーカイブ
カウンター
検索フォーム