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「世にも奇妙な物語 2018秋の特別編」

先週の土曜日の夜にフジテレビで放送されていた恒例の「世にも奇妙な物語」の「2018秋の特別編」を見ました。タモリさんがストリーテラーを務めるオムニバスドラマです。

1話目の「脱出不可」は、目を覚ますと暗証番号付きの鍵のかかった小さな部屋に監禁されていた志倉真司(坂口健太郎さん)が、机に設置されていたパソコンにメッセージを送ってくるインターネット上の不特定多数の人々の力を借りながら、提示されるヒントをもとに脱出を試みる中で、かつてマンションの火災の様子を動画サイトに投稿したことを思い出していく、という話でした。原案はコヤナギシンさん、脚本は山岡潤平さん、演出は都築淳一さんでした。

2話目の「あしたのあたし」は、夫の拓也(渋谷謙人さん)との平凡で退屈な毎日を送っていたある日、スマートフォンに送られてきた「あしたのあたし」という広告を興味本位でクリックしてみた主婦の斉木香織(国仲涼子さん)が、自分が主演のドラマ「あしたのあたし」の予告編通りに元恋人の小野寺修二(忍成修吾さん)と再会したことから、その未来予告のような不思議な予告編のみの連続ドラマにはまっていく、という話でした。原案は赤松新さん、脚本は武井彩さん、演出は高橋栄樹さんでした。

3話目の「幽霊社員」は、ある建設会社の社史編纂室にひっそりと勤務している、定時になると一人ですうっと帰っていくために「幽霊社員」と呼ばれている存在感の薄い工藤良治(佐野史郎さん)が、過労で亡くなったばかりの優秀な若手社員・里山秀平(勝地涼さん)の幽霊をトイレで目撃してしまったことから、幽霊の里山さんに生前のコンペ用の企画の完遂を頼まれ、幽霊の里山さんの力を借りながら、今までとは違う大きな仕事に取り組んでいく話でした。脚本は赤松新さん、演出は星護さんでした。

4話目の「クリスマスの怪物」は、クリスマスイブの夜にIT社長の緒方良輔(本郷奏多さん)とホテルで食事をすることになった小野寺奈央(川栄李奈さん)が、なぜかクリスマスイヴの夜になると毎年必ず目の前に現れる背中の大きく曲がった赤い服の不気味な人物のことと、高校時代に同級生がいじめを苦に飛び降り自殺を図った記憶を緒方さんに語る話でした。原作は、朱川湊人さんの小説「薄氷の日」だそうです。脚本は和田清人さん、演出は岩田和行さんでした。

第5話の「マスマティックな夕暮れ」は、なぜか前編と後編に分けられていて、前編は第3話と第4話の間に放送され、後編は第5話の後(エンドロールの後)に放送されていました。学校一の優等生の凛子(玉城ティナさん)が、土手で黒魔術の本を拾った同じ高校の不良生徒の文哉(ジェシーさん)、一成(田中樹さん)、大知(松村北斗さん)、宗徳(髙地優吾さん)たちから、喧嘩で死んだ不良の先輩の隆くん(やべきょうすけさん)を黒魔術で蘇らせてほしいと頼まれ、黒魔術の基礎になる数学の知識を教えていくという話でした。原作はヨーロッパ企画の諏訪雅さんの「マスマティックな夕暮れ」だそうです。脚本はヨーロッパ企画の上田誠さん、演出は紙谷楓さんでした。

今回の「世にも奇妙な物語 2018秋の特別編」は、どの作品も面白かったです。それぞれ話の続きが気になったまま、最後まで楽しく見ることができました。

私としては、特に良かったのは、里山さんの幽霊が霊感のある社員の中村さん(猫背椿さん)が会社に呼んだ神主さんに除霊されてしまった後、取り残された工藤さんが仲間の社員たちと仕事を頑張るようになり、妻や娘にも見直されるようになっていった「幽霊社員」と、黒魔術で見事に死ぬ前の状態に蘇った不良の先輩のままの隆くんと凛子さんの影響で勉強ができる真面目な生徒に変っていた元不良生徒の文哉さんたちが交わりそうで交わらない漸近線のような距離感を保ち続けていた「マスマティックな夕暮れ」の二作品です。コメディーだと思うのですが、温かさの中に少しの寂しさが混ざっていたような印象でもありました。「マスマティックな夕暮れ」は、そのタイトルもすてきでした。

今作は、何か余計なものがないというか、全体的にすっきりとしていたようにも思います。「世にも奇妙な物語」は、近年は春と秋にスペシャルドラマとして放送されているので、次作は来年の春の放送になるのかもしれません。その時はまた見てみようと思います。
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Author:カンナ
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