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「相棒 season17」第19話

テレビ朝日のドラマ「相棒 season17」の第19話「漂流少年~月本幸子の決断」を見ました。第18話「漂流少年~月本幸子の覚悟」の後編です。

月本幸子(鈴木杏樹さん)は、古道具屋の店主の品田虎夫(鶴田忍さん)とその孫の直人(長谷川ティティさん)の家を出た後、密かに小料理屋「花の里」に電話をかけてきた河野彬(浦上晟周さん)と会い、振り込め詐欺(特殊詐欺)組織とつながる「名簿屋」だった、殺されたリフォーム会社の元宮社長のノートのことを聞きました。彬さんは、振り込め詐欺グループの首謀者と直接会おうとしていました。彬さんを心配する幸子さんは、終わったら迎えに行くから連絡してほしいと自分のスマートフォンを彬さんに渡し、出かける彬さんをGPSで追跡し始めました。

警視庁特命係の杉下右京(水谷豊さん)は、逮捕された坂口淳(福崎那由他さん)と彬さんが通っていたバスケットボールクラブのコーチを務めている山口さんに、二人の話を聞きに行きました。山口さんは、貧しい家庭の少年たちが自由に楽しくバスケットボールのできる環境を作っていて、少年たちからも信頼されている人でした。少年たちが“ダディさん”と呼ぶ見たことのない「足長おじさん」のような支援者の存在が気になった右京さんは、彬さんの母親と会った、母親は彬は犯罪をするような子ではないと言っていたと話す幸子さんから、2年ほど前から彬さんの父親から養育費が振り込まれるようになったという話を聞きました。冠城亘(反町隆史さん)は、彬さんの父親を訪ねたのですが、父親にはすでに別の家庭がありました。父親によると、今の生活を支えるのに精いっぱいで彬さんの養育費は出せないということでした。

右京さんと冠城さんは、シナトラさんと直人さんから、泥棒が入る前に古道具屋に来ていた、鞄を探していた男性客の話を聞きました。写真を見せたところ、それは山口さんでした。シナトラさんによると、カメラの棚には5千円札が置かれていて一つのカメラがなくなっていたということなのですが、シナトラさんは、古いカメラを持っていったのは彬さんだろうと右京さんたちに話していました。

彬さんは、ノートは100万円で売ると、貧しい子供たちを特殊詐欺に利用するために集め、淳さんのことも利用するだけで助けようとしなかった山口さんと交渉し、その背後にいる“ダディさん”と直接会おうとしていました。

地下駐車場で“ダディさん”が現れるのをカメラを構えて待っていた彬さんは、入ってきた2台の車から複数の男性たちが降りてきたのを見て少したじろぐのですが、その場に幸子さんが来ていたことに驚き、それから勇気を出して“ダディさん”へカメラを向けてシャッターを切りました。その音に気付いた男たちに見つかった彬さんは、スマートフォンを車の下に投げ捨てた後、“ダディさん”たちに捕まりました。

サイバーセキュリティ対策本部の特別捜査官の青木年男(浅利陽介さん)は、防犯カメラに映っていた青色のセダンの持ち主は駄手川不動産の息子だと右京さんに伝えました。その人が“ダディさん”でした。彬さんを捕まえた駄手川さんは、教育にお金をかけることができない貧困層と教育費が国から優遇されている富裕層の格差についてを彬さんに説き、貧しい家庭出身の子供の多くは貧しいまま生きることになる、手っ取り早く大金を稼いだほうがいいだろうと、彬さんを振り込め詐欺の“受け子”の仕事に誘いました。

引き受けることにした彬さんは、昔のフィルムカメラをバカにする駄手川さんに、スマートフォンがあれば撮れたのにと言ったのですが、それは幸子さんに伝えるために言った言葉でした。幸子さんは、彬さんが車の下に投げた何かが自分のスマートフォンだったことに気付いてそれを探し出すと、彬さんを乗せて出ていく車を追いかけて、写真を撮りました。

幸子さんが送ってきた写真を見た右京さんと冠城さんは、駄手川さんの詐欺に加担する前に彬さんを止めようと、警察官が“受け子”の登場を待ち伏せていた現場へ急ぎ、呼び鈴を鳴らそうとしていた彬さんを保護しました。右京さんは捜査令状を持って駄手川さんの前に現れ、捜査一課の刑事の伊丹憲一(川原和久さん)と芹沢慶二(山中崇史さん)たちも、駄手川さんの配下の振り込め詐欺グループの数名を逮捕しました。

幸子さんに刑事の右京さんと冠城さんを紹介された彬さんは、幸子さんに感謝していました。彬さんの前に現れた淳さんが打ち明けたことによると、淳さんは、同じ父親のいない貧しい家庭の少年なのに自分よりも「運」が良い彬さんに嫉妬していたようでした。しかし、彬さんの父親からの「養育費」が実は彬さん自身が母親と弟のために父親の名前でアルバイトのお給料を送っていたものだったことを知ると、淳さんは自分の誤解と嫉妬心から彬さんを犯罪に巻き込んでしまったことを、彬さんに謝りました。

その後、「花の里」に右京さんと冠城さんが来ると、幸子さんは、お話したいことがありますと切り出しました。右京さんは、幸子さんが彬さんや淳さんのような子供たちを救うための活動をしたいと思っていることに気付いていました。それが何であるかということは、直接言われていなかったのですが、資格の取得が必要なものであるようでした。右京さんは、新しく生きる決意をした幸子さんを、幸多からんことを、と送り出しました。幸子さんは、杉下さんに会えて良かった、本当にありがとうございました、と右京さんと握手をして、きれいに片付けた「花の里」を後にしました。

脚本は太田愛さん、監督は橋本一さんでした。

ああやはり、幸子さんがいなくなってしまう回でした。心配していた通りになってしまいました。残念です。亡くなったわけではないのでいつかまた登場することもあるのかもしれませんが、幸子さんは、どうして今作を最後に「相棒」からいなくなることになったのでしょうか。

過去の物語のダイジェストを見ながら、「ついてない女」の月本幸子さんの「相棒」の歴史は長かったのだなと感慨深いような気持ちになりました。

右京さんと冠城さんが食べた幸子さんの手料理は、前回の肉じゃがのお弁当が最後になったということなのかもしれません。

幸子さんが右京さんの勧めで「花の里」の二代目女将になると知った時にはほっとしたのですが、でも、これからの「相棒」は、優しい幸子さんのいない「相棒」、オアシスのようだった「花の里」のない「相棒」になるのだなと、少し寂しく思います。

「相棒」はどのように変わっていくことになるのでしょうか。

ドラマのシナトラさんと直人さんは、最後まで、ごく普通に良い人たちでした。駄手川さんがその後どのような罪に問われるのか、あるいは不動産会社の息子として不起訴になるのか、その辺りまでは描かれていませんでした。詐欺師の駄手川さん側の詰めの甘さや、組対五課の角田課長(山西惇さん)が捜査に加わらなかったところなど、少し気になるところもあったのですが、母親と子供の貧困とそれに近付いてくる犯罪を描くドラマとしては、良かったように思います。

子供たちを犯罪に引き込んで利用する悪い大人たちもいれば、そのような子供たちを守ろうとする心ある大人たちもいるということが描かれていたように思います。幸子さんは、後者でした。

次回の「相棒17」は、最終回2時間スペシャルだそうです。そこにはもう幸子さんはいないし、「花の里」もないのだろうと思います。でも、最終回の「相棒17」もまた楽しみにしていようと思います。


ところで、これはこのドラマとは全く関係のないことなのですが、一昨日の朝のテレビ朝日の情報番組「羽鳥慎一モーニングショー」では(録画をしておいたものを見ました)、東京都福生市の公立福生病院での人工透析治療中止死亡事件について特集していました。ジャーナリストの青木さんと弁護士の菅野さんとテレビ朝日の社員の玉川さんと人工透析治療を行う陣内医師の討論が良かったです。私も自殺をする自由は個人の権利としてあってもいいのではないかと思うほうなのですが、それでも、(そうすれば必ず死ぬと分かっていながら)人工透析治療の中止を医師が患者に勧めるというのは、怖いことですし、間違っていることのように思います。福生病院が記者会見を開かないことも、東京都が“口頭注意”だけで済ませたというのも謎に思えるのですが、メディアは継続してこの医療界の事件を報道をしてほしいと思います(数年前の群馬大学医学部付属病院で腹腔鏡手術を受けた患者8人が相次いで死亡していた事件も怖いものでした)。

また、昨夜には、卒業式を控えた愛知県豊田市の小学6年生の二人の少女が一緒にマンションから投身自殺をしたという報道がありました。自殺の現場には校長先生や家族などに宛てたメモ(遺書)などが置かれていて、そこにはネットで悪口を言われたということも書かれていたそうです。取材に応じていた校長先生は、いじめの有無については現在は確認されていないが調査中、という趣旨のことを答えていただけだったので、その映像を報道番組で見た私は、学校側はまた「いじめ」を隠すつもりなのかなとも思ったのですが、亡くなった児童たちの遺書には、誰に悪口を言われたという具体的な名前は特に書かれていなかったそうです。その二人の方が二人で一緒に死ぬことにした本当の理由は分からないのですが、以前にも二人の少女が一緒に自殺をした事件があったことを思い出しました(少年ではなく、少女だったような気がします)。もしも「いじめ」が理由なら、家族や友人のためにも、遺書にその詳しい事情を書いておいたほうがいいのではないかと思うのですが、でも、もしかしたら、悔しさよりも悲しさのほうが多かったなら、自分の最後の手紙に加害者の名前を書き記すようなことはしたくないのかもしれません。報道を見ていると、子供が傷つけられたリ殺されたり自殺したりする事件が絶えないように思えるのですが、この自殺事件もまた何か悲しい事件のように思いました。
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