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「監察医 朝顔」第1話

フジテレビの「月9」枠の新ドラマ「監察医 朝顔」の第1話を見ました。初回は30分拡大版で放送されていました。

興雲大学法医学教室の新人法医学者・万木朝顔(上野樹里さん)は、2011年3月11日の東日本大震災の大津波によって母親の里子(石田ひかりさん)と会えなくなってから8年間、野毛山署強行犯係に異動になった刑事の父親の万木平(時任三郎さん)と二人で暮らしています。

第1話では、朝顔さんは、横浜の倉庫の入り口付近に倒れていた桜井恵子(山田キヌヲさん)の遺体を司法解剖し、桜井早紀(粟野咲莉さん)を学校行事に送り届けた後に死亡したと思われる、肺から淡水と海水が検出された恵子さんの死因を調べていました。

一方で、父親である刑事の平さんも、その事件を調べていました。バディを組むことになった新人刑事の桑原真也(風間俊介さん)は、朝顔さんの交際相手でもありました。

恵子さんの傷だらけの手からポリプロピレンを検出し、防犯カメラの映像から、恵子さんがデパートの袋を持って遺体の肺から検出された水の成分と同じ池の近くを歩いている姿が見つかりました。

桑原さんは、池から、デパートの袋を引き上げました。肺水腫に気付いた朝顔さんの推理によると、被害者の恵子さんは、娘と別れ、デパートで買い物をした後、娘を迎えに戻る途中で、ひったくり被害に遭い、犯人に突き飛ばされて崖の下の池の砂浜に転落し、そこで気を失った状態で池の水に顔の半分ほどを浸していたのですが、しばらくして意識を取り戻し、起き上がって泥の服のまま歩き出すと、自宅によく似た建物に入り、肺炎から呼吸困難を引き起こして倒れたということでした。

被害者の恵子さんは、怪我をしながらも、娘と夫の明彦(辻本耕志さん)のもとへ帰ろうとしていたのでした。池から引き揚げられたデパートの袋に入っていたのは、娘の早紀さんが嫌っていた地味なお弁当箱とは違う、明るい色の二段のかわいいお弁当箱のセットでした。後悔していた早紀さんは、朝顔さんから、お母さんは早紀さんのお弁当箱を選ぶのが楽しかったと思うと、形見となってしまったお弁当箱を手渡されると、母親の遺体に泣きながら、謝ったり感謝したりしていました。朝顔さんは、恵子さんの鑑定書の「他殺」の項目に丸を付けていました。

その後、母方の祖父の嶋田浩之(柄本明さん)に今度行くからと連絡した朝顔さんは、父親と二人で電車に乗って、岩手県へ向かいました。しかし、三陸鉄道リアス線の仙ノ浦駅(駅名は架空のもので、本当は甫嶺駅のようです)で降りた直後、朝顔さんは、8年前の当時のことを思い出し、やっぱり無理だと立ち止まると、大丈夫かと心配する父親を残して、一人で帰ることにしました。

ドラマの最後の20分ほどは、その東日本大震災の時の朝顔さんの話でした。朝顔さんと二人で実家に行く途中だった母親は、地震に遭った直後、駅前の海岸沿いに暮らす知り合いのお婆さんを心配して、朝顔さんに、「朝顔、あと頼むね」と笑顔で言って引き返した後、行方不明になったようでした。坂の上の家で津波警報を聴いていた祖父は、孫の朝顔さんに事情を聞くと、ここで待っているようにと言って、一人で娘を探しに出かけました。

祖父は無事だったのですが、母親の行方は分かりませんでした。避難所になっている小学校を探し回っていた朝顔さんは、遺体の並べられている体育館に入って手を合わせる、後の上司の夏目茶子(山口智子さん)とすれ違っていました。

駅で朝顔さんを見送った平さんは、海岸で遺品を探していました。里子さんの父親の浩之さんは、海辺で娘の行方を探す平さんの姿をトラックの運転席の窓から少し見ていたのですが、声をかけることもなく通り過ぎて行きました。

第1話では、母親を突然亡くした被害者遺族の小学生の女の子の悲しみと、大津波の時から行方不明になっている母親と会えない状態が続いている朝顔さんの悲しみが重なっていました。

原作は、香川まさひとさんと木村直巳さんによる医師の佐藤喜宣さん監修の漫画『監察医 朝顔』だそうです。私は未読です。

脚本は根本ノンジさん、演出は平野眞さんでした。音楽は得田真裕さん、エンディングの辺りで流れていた主題歌は、折坂悠太さんの「朝顔」という曲でした。

このドラマのタイトルが「朝顔」だと聞いた時、私は以前のテレビ東京のドラマ「モリのアサガオ」(良いドラマでした)のことを思い出したのですが、当然のことながら、この作品とその作品とは全く別の作品です。

主人公の朝顔さんを演じている上野樹里さんは、ドラマ「のだめカンタービレ」(私はあまり見ていませんでした)以来の13年ぶりの「月9」の主演だと言われていて、そうだろうかと少し不思議に思っていたのですが、2008年頃のフジテレビのドラマ「ラスト・フレンズ」(怖い場面もあったのですが、何となく印象に残っています)では主演ではなく、そのドラマは「月9」でもなかったようでした。

昨夜のこのドラマの第1話は、面白いというよりは、悲しい気持ちになる話だったのですが、でも、良かったです。

解剖前の遺体に「教えてください」と祈るように呟く監察医の朝顔さんの姿は、私としては、2年ほど前にTBSで放送されていたドラマ「アンナチュラル」での遺体の前で雑談を続ける解剖医たちよりは好感を持つことができるというか、安心して見ることができるように思えます。

東日本大震災の時の津波の映像などはありませんでしたが、学校の体育館に遺体が並べられている場面や行方不明の方たちの名前が掲示板に貼られている場面など、私はそのような場所を直接には見たことはないのですが、見ていて辛いような気持ちになりました。それでも、東日本大震災のことを扱う作品をテレビドラマとして放送することは、良いことだと思います。

次回の「監察医 朝顔」の物語も見てみようと思います。


ところで、このドラマの後、夜11時少し前に地震速報があったのですが、「震度3 富士五湖」と書かれているのを見て、少し珍しく思いました。7月の今、富士山は山開きをしていますが、あの登山客や観光客の大行列の最中にもしも大きな地震が起きたなら、その時にはどのように避難する(安全に避難させる)計画になっているのだろうかと少し気になりました。
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Author:カンナ
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