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「偽装不倫」第1話

日本テレビの新水曜ドラマ「偽装不倫」の第1話を見ました。

主人公の32歳の濱鐘子(杏さん)は、父親の幸一(伊沢弘さん)と母親のみき子(朝加真由美さん)と姉の吉沢葉子(仲間由紀恵さん)とその夫の賢治(谷原章介さん)と、姉夫婦の建てた二世帯住宅に同居して暮らしています。

派遣社員の契約が切れたある日、少しも成就しない“婚活”に疲れた鐘子さんは、「婚活卒業旅行」と称する福岡への二泊三日の一人旅へ出かけることにしました。

姉の服を借りて出かけた鐘子さんは、空港で姉の服のポケットに結婚指輪が入っていることに気付きました。飛行機の機内で座席の上の棚に荷物を載せようとした時、鐘子さんは、そこから落ちて来た別の乗客の荷物に頭をぶつけ、姉の結婚指輪を床に落としてしまいました。その時、慌てて探し始めた鐘子さんに、指輪を差し出す男性が現れました。落ちてきた荷物の持ち主だった隣の座席の青年・伴野丈(宮沢氷魚さん)でした。「イケメン」だと動揺した鐘子さんは、指輪を渡そうとする丈さんに左手を出し、自分の結婚指輪だとなぜか嘘をついてしまいました(姉の指輪のサイズが偶然同じだったようです)。

初めて福岡に行くと話した鐘子さんは、福岡を案内すると言う丈さんに「ナンパ」されるまま、ついていくことにしました。丈さんに案内されたのは、行きつけだったというお好み焼き屋さんでした。丈さんは、15年前まで福岡に住んでいて、今はスペインで暮らしているということでした。お好み焼きを食べたりお酒を飲んだりしながら、年下の丈さんと意気投合した鐘子さんは、その夜、カメラマンだという丈さんから、この旅の間だけ僕と不倫しましょう、と誘われ、あなたがきれいでかわいいからですよと言う25歳の丈さんと二人でホテルに泊まることにしました。

翌朝、「不倫」であることを楽しんでいるらしい丈さんの様子を見ていた鐘子さんは、ああこの人は不倫をしてみたかっただけなのだ、そういうゲームなんだ、本気で女の人と付き合いたくないんだ、じゃあ本気で好きになっちゃだめだという風に理解していました。

両親が岩手県出身という鐘子さんは、丈さんから、宮沢賢治の『銀河鉄道の夜』について聞かれて「本当の幸せを探す旅」をする二人の物語のあらすじを簡単に話したのですが、スマートフォンで調べた丈さんは、主人公の名前が「ジョバンニ」だということに自分の名前との共通点を見出して喜んでいました。そのような丈さんに、鐘子さんは、自分の鐘子という名前は「カンパネルラ」から付けたのだと母親に言われたことを思い出して、苦しくなっていました。

丈さんと福岡の屋台料理を満喫した夜、結婚指輪を外して丈さんと二人でホテルに泊まった鐘子さんは、翌朝、連絡先を交換せずに丈さんと別れ、急いで空港へ向かったのですが、動き出した飛行機の中で、姉の指輪をホテルの部屋に置いてきてしまったことに気付きました。

脚本は衛藤凛さん、演出は鈴木勇馬さんでした。音楽は菅野祐悟さん、主題歌はmiletの「us」という曲でした。

原作は、東村アキコさんの漫画『偽装不倫』だそうです。私は未読です。

丈さんは姉の灯里(MEGUMIさん)から福岡のお土産を買ってきてと電話で頼まれていたのですが、丈さんにも何か鐘子さんに隠していること、あるいは鐘子さんとの「不倫」を始めた秘密の理由があるのかもしれません。

一方、結婚記念日を控えていた姉の葉子さんは、結婚指輪がなくなっていることに気付いて慌てていました。鐘子さんが優秀だと思っている姉の葉子さんは、母親から早く子供を生むようにと急かされる中、ボクシングジムに通っている若い青年・八神風太(瀬戸利樹さん)と本当の不倫?をしているようでした。穏やかそうな夫の賢治さんがそのことに気付いているかどうかは分かりません。

嘘から始まる恋、というテーマ自体には新鮮さがあるということではないと思うのですが、例えば過去のドラマなどでは既婚者が独身者だと嘘をついてしまうという場合が多かったと思うので、独身者が既婚者だと嘘をついてしまうという迷いが描かれていたところは、少し新鮮のようにも思えました。

井上陽水さんの「夢の中へ」のように、婚活を諦めて「探すのをやめた時」に、鐘子さんの「恋」が見つかったようでした。鐘子さんの微妙な心理が、鐘子さんの独白(心の声)と共に丁寧につづられていたように思いました。

日本テレビの「水曜ドラマ」には“お仕事ドラマ”が多いという印象があるのですが、このドラマはそうではないのかもしれません。派遣の仕事の契約が終わった鐘子さんは、次の仕事を探している状態のようなのですが、悲壮感のようなものは特にありませんでした。派遣社員としての苦悩などを描くドラマでもないようでした。

このドラマの主人公の鐘子さんは“モテない女性”ということなので、既婚者であり子供を持つ母親でもある杏さんが「モテない」ことに悩む独身の鐘子さんを演じているということについて、最初は少し気になった部分もあるのですが、見ていくうちにはあまり気にならなくなってきました。

杏さん主演の恋愛もののドラマとしては、私は、2015年頃のフジテレビの「月9」のドラマ「デート~恋とはどんなものかしら~」(脚本は古沢良太さん)をとても好きで見ていました。そのドラマの依子さんは、“モテない女子”というよりは、“風変わりな女子”でした。恋愛や仕事や結婚がテーマになっていて、“普通の社会人”のように生きることを目指すドラマでもあったのですが、簡単にはその人たちのようになれない変わり者?に優しいドラマでもあったように思います。

このドラマが面白いかどうかということは、第1話を見た限りでは、私にはまだよく分からないようにも思えました。


ところで、このドラマの後に見た昨夜のTBSの「NEWS23」(先ほどインターネットのニュースの中にこの報道番組の小川彩佳アナウンサーのことを悪く書いている「デイリー新潮」の記事を読み、酷い記事だなと驚いたのですが、一視聴者の私は、小川彩佳アナウンサーの司会は良いと思います。前の雨宮塔子アナウンサーも、その前の膳場貴子アナウンサーも良かったです。「NEWS23」は「視聴率」なるものの高い低いに関係なく、どのような報道内容を視聴者に届けたいかというところをよく考えて番組作りをしてほしいと思います。同じ23時台の民放の報道番組の、日本テレビの「news zero」やテレビ東京の「WBC」も、それぞれの個性を出そうとしていると思うので、リニューアルした「NEWS23」も、それでいいと思います。小川アナウンサーや山本恵里伽アナウンサーや星浩キャスターにはこれからも頑張ってほしいです)では、亡くなったジャニー喜多川さんが戦時中の子供の頃に疎開先で体験した和歌山大空襲(防空壕に入れず、戦闘機から大量に落ちてくる焼夷弾の中を逃げていたそうです)のことや、戦後のジャニーさんの平和への願いを伝えていました。

NHKのニュースでは、私は少ししか聴くことができなかったのですが、ジャニーさんの「肉声」を紹介していて(ラジオか何かの音声のようでした)、その中でのジャニーさんの、どの子にも美しいところはある、それはだって人間の子だもの、というような言葉を聴いて、すごく優しい言葉だなと、はっとしました。

他方で、昨日には、アメリカのトランプ大統領がアメリカと敵対しているイランに圧力を加えるために「有志連合」という多国籍軍のようなものを作ってホルムズ海峡に進軍しようとしているという報道もあり、少し怖く思いました。アメリカ政府から「有志連合」の要請を受けたなら、「傘下」の日本政府は、アメリカ政府の始めたイラク戦争(アメリカが戦争の根拠としていた大量破壊兵器はイラクにありませんでした)に後方支援として軍事参加してしまった時のように、自衛隊をアメリカの軍事行動に参加させることにするのでしょうか。もしも関わることになるのなら、日本政府は、イラン政府に圧力を加える側に混ざるのではなく、中立的な立場で、アメリカ政府とイラン政府を仲直りさせるようにしてほしいと思います。どこの国の政治指導者たちにも言えることだと思うのですが、戦争になるようなこと、自国民を含め各国の市民を死なせたり傷つけたりするようなことは絶対にしないでほしいと思います。
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