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「“塀の中”の真実」

昨日、NHKの「爆問学問」のFILE149「“塀の中”の真実 その1」を見ました。爆笑問題のお二人が、2800人の受刑者を収容する日本最大の刑務所だという東京の府中刑務所を、特別矯正監の杉良太郎さんの案内で見て回っていました。

私はよく知らなかったのですが、杉良太郎さんはデビュー前から刑務所の慰問活動をしていて、50年以上刑務所に携わっている功績が認められ、2008年に法務大臣から「法務省特別矯正監」に任命されているのだそうです。特別矯正監は、刑務官の最高権威だそうで、全国各地の刑務所を訪問して刑務官や受刑者と話をしたり、刑務所の状態を国に報告したりするのだそうです。

杉さんは、受刑者に配られる給食を「検食」していました。朝食は和食でした。決して豪華ではないのですが、病院のメニューのように健康的な感じでした。杉良太郎さんは、ベトナムの孤児院の子供たちは一食一円、一日三円の食事をしていると話していて、上を見ればきりがないし下を見てもきりがない、日本人は恵まれた環境にいるからすぐに不満を持つようになると太田さんと田中さんに話していました。

受刑者の多くは薬物と窃盗で捕まった人たちだそうで、しかも再犯の人がほとんどなのだそうです。6割は刑期を終えた後5年以内に戻ってきていると聞いて驚きました。そして、60歳以上の受刑者が多いのだそうです。杉矯正監によると、昔の受刑者は我慢強かったらしいのですが、最近の受刑者はとてもキレやすいのだそうです。番組中にも度々ケンカも起きていて、その度に刑務官が走っていました。

太田さんと田中さんは、受刑者が出ている間の単独室へ案内されていました。独居房は単独室と呼ばれているそうです。必ず一人というわけではなく、二人収監される場合もあるそうです。内側にドアノブがないから不安になると田中さんが話していました。6人入る雑居房は共同室と呼ばれていました。紙の数も400枚と決められているらしく、個人の持ち物を持ち込んでもいいそうなのですが、それの貸し借りをしてはいけないのだそうです。マンガ雑誌を置いている人やファッション雑誌を置いている人など、それぞれでした。杉さんによると、昔の刑務所は息ができないほど臭かったそうなのですが、今はきれいになっているそうです。

入浴場も見に行っていました。1回15分で週に2、3回入ることができるそうです。外国の方の受刑者もいるらしく、何ヶ国語かで注意書きが書かれていました。

1日8時間の受刑者の刑務作業の報酬は一か月3千円で、時給は19円だと聞いて少し驚きました。平均4万円ほどの報酬金をもらって刑務所を出るのだそうです。「しゃば」と杉良太郎さんは言っていたのですが、刑務所を出た後の現実の生活は、とても大変なのかもしれないと思いました。受刑者になっていなくても大変だと思えるからです。

私は今のところ、例えば「モリのアサガオ」のような刑務所を舞台にしたドラマなどを見ることはあっても、実態については時々報道番組で見るくらいにしか知りません。私としては、自由がなく誰かに監視される規律の厳しい共同生活はとても大変だと思えるのですが、刑務所に戻って来る人が多いということは、それでも外の社会よりは良いという人や、慣れて平気になる人もいるのかもしれないと思いました。

最後、薬物依存から抜け出すための講習会に参加する受刑者の姿があったのですが、外に出た後、辛くなったり仲間に誘われたりして、再び薬物の誘惑に負けてしまう人が多いそうです。“依存”は怖いなと思いました。

私は最後まで見ていてようやく今回が前編であることに気付きました。次回後編を放送するそうです。
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Author:カンナ
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