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「フランケンシュタインの恋」第9話

日本テレビの日曜ドラマ「フランケンシュタインの恋」の第9話を見ました。

第9話は、「山部呼六」だった“怪物”になる前の記憶を取り戻した深志研(綾野剛さん)が生放送のラジオ番組で120年前の出来事を語る話でした。

120年前、貧しい農家に生まれ、コレラで家族を失った山部呼六は、周囲の人たちに助けられながら育ち、その人たちへ恩返しがしたいと独学で医者の資格を取り、東京で医者として働いていたのですが、医者として仕事をするうちに、世の中には医者が治療できない病気のほうが多いと知り、細菌学を学ぶために富嶽伝染病研究所で細菌の研究を行う医学博士の深志研太郎(斎藤工さん)を訪ね、深志博士のもとで働くことになりました。

深志博士が山部呼六を受け入れることにしたのは、人付き合いが苦手な自分の代わりに研究所の患者の世話をしてもらうためでした。患者に接し、新鮮な野菜を食べてもらおうと考えた山部呼六は、農地を貸してくれるよう地元の地主たちを訪ねて回る中で、地主の娘のサキ(二階堂ふみさん)と出会い、農地を研究所に貸すよう父親を説得した後呼六さんの畑仕事を手伝うようになったサキさんのことを好きになりました。サキさんも山部呼六を好きになりました。サキさんは、患者さんたちが助かるようにと祈るために、研究所の近くにお地蔵さまを置きました。

一方、人と接するのが苦手でいつも一人でいる深志博士は、山奥の小屋で、細胞を活かし続ける菌を作り出すという不老不死の研究を行っていたのですが、ある日、研究所を手伝うようになったサキさんから、孤独な自分の生き方について、先生を尊敬する、先生は何か大きなものに支えられている、先生はそのままでいいと思うと言われて初めて自分が正当に評価されたように感じたらしく、呼六さんを好きなサキさんのことを好きになっていきました。

呼六さんとサキさんが深志博士の感情に気付かないでいたある日、呼六さんは細菌に感染して吐血しました。深志博士は、山部呼六がいなくなればサキさんは自分を好きになるのではないかと考えていました。しかし、呼六さんが死亡すると、サキさんは自殺をしようとしました。サキさんの自殺未遂にショックを受けた深志博士は、山部呼六を蘇らせようと、自身の不老不死の研究の成果を山部呼六の死体で試すことにしました。

そうして、山部呼六の死体は注入された細菌と雷の電流によって復活し、深志博士が連れて来たサキさんと会って菌を撒き散らし始めた山部呼六は、自身の菌でサキさんを殺してしまったのでした。

深志博士の感情は、深志博士のノートに書き残されていたものです。深志研がラジオで話している間、稲庭聖哉(柳楽優弥さん)は一人で山奥の小屋へ向かい、山部呼六と津軽さんの先祖のサキさんの写真の挟まっていた深志博士のノートと、深志研を生み出した当時の古い赤いキノコの菌の入ったガラスのシャーレを発見しました。

僕は人間の「恋」から生まれたのです、だから僕も人間に「恋」をすることができたのだと思います、と深志研が告白をし終えると、ラジオ局のスタッフは深志研の話を否定するよう天草純平(新井浩文さん)に指示を出したのですが、ラジオパーソナリティーの十勝みのる(山内圭哉さん)は続けるようにと言い、天草さんは、よく本当のことを話してくれました、と深志研に言いました。深志研は、怪物だから人間の良さが分かった、天草さんを信じて良かった、とお礼を言い、十勝さんたちにもありがとうございましたと感謝してラジオ局を後にしました。

夜、菌を持ち帰った稲庭先輩と病院の前で合流した深志研は、津軽継実(二階堂ふみさん)の病室へ向かいました。稲庭先輩は、深志博士の作り出した菌は無害で、研さんが時々出していた赤いキノコに似ていると説明し、その時の感情でなら人に触れても大丈夫だろうと話しました。深志研がピンク色の菌を撒き散らしながら恐る恐る昏睡状態の津軽さんの手を握ると、津軽さんはゆっくりと目を覚ましました。

脚本は大森寿美男さん、演出は狩山俊輔さんでした。

今回もまた、「恋」という言葉が多く使われていたような気がします。

「恋」とは、それほど勧められるべきものなのでしょうか。誰かへの複雑な感情を「恋」という言葉で括った瞬間にそれは「恋」でしかなくなってしまうという風にも思えますし、また、「恋」と呼びさえすれば全てが許される、あるいは無罪になるという感じが、私にはあまり良いことであるようには思えないのですが、このドラマのタイトルにも「恋」が入っているので、「恋」が多くなるのは仕方のないことなのかもしれません。

それでも、第9話も良かったです。

「フランケンシュタインの恋」は、人に接するのが苦手で一人で不老不死の研究を続けていた「深志研太郎博士の恋」でもあったのだなと思いました。

深志研によって昏睡状態から目を覚ましていた津軽さんの脳の血管の病気は、治ったということなのでしょうか。予告によると、次回には稲庭工務店に保健所の人々がやって来るようでした。深志研がどのような選択をするのか、最終回の物語も楽しみにしたいと思います。

「小さな巨人」最終回

TBSの「日曜劇場」のドラマ「小さな巨人」の最終話(第10話)を見ました。

第二章の解決編となる最終話は、同僚の藤倉良一(駿河太郎さん)の入手した元捜査二課の江口和夫刑事(ユースケ・サンタマリアさん)の殺された夜の富永専務(梅沢富美男さん)の通話記録と新聞記者の佐川勇人(好井まさおさん)を使って、刑事の山田春彦(岡田将生さん)と共に留置所を出してもらうことに成功した豊洲警察署の課長代理の香坂真一郎(長谷川博己さん)が、捜査一課の刑事だった17年前の父親の敦史(木場勝己さん)が出そうとして出さなかった「辞職願」に書かれていた「山田さんとの絆」の真相を探るため、事件の警察の警察として真実を知りたいだけだと言う、江口刑事が殺される前日に捜査一課長の小野田義信(香川照之さん)が江口刑事に学校法人・早明学園の裏帳簿の捜査を行おうとするのを止める現場を目撃していた警視庁警務部監察官の柳沢肇(手塚とおるさん)から与えられた、江口刑事殺しの被疑者として拘束されている早明学園の元経理課長の横沢裕一(井上芳雄さん)が送検されるまでの36時間の内に、江口刑事殺しの真犯人を示す証拠となる早明学園のペンのキャップの行方と、国民に対する正義よりも組織の無事を優先した17年前の富永捜査一課長に処分するよう命じられていたはずの裏帳簿の破り取られたページの提出を、現職の捜査一課長として警察組織を守ろうとする小野田捜査一課長に刑事の勘と覚悟を持って強く求めていく、という話でした。

脚本は丑尾健太郎さんと成瀬活雄さん、脚本協力は八津弘幸さんでした。演出は田中健太さん、渡瀬暁彦さん、池田克彦さんでした。

17年前、早明学園の理事長の金崎玲子(和田アキ子さん)は、山田さんの父親の、当時は刑事局長だった山田勲官房副長官(高橋英樹さん)に大金を送り、その見返りとして長年申請が通らなかった学校建設の認可を得たのですが、賄賂のことが世間に知られそうになると、山田勲はその責任を運転手の松山さんに押し付けました。トカゲの尻尾切りにあった松山さんは、入手した裏帳簿を旧姓・山田の金崎理事長に見せて公表すると脅し、裏帳簿を強引に奪い取ろうとして顔を切った金崎理事長に突き飛ばされて転落死したのですが、松山さんは落ちる時、金崎理事長の血の付いた裏帳簿の1ページを掴んで破り取っていました。

金崎理事長は、山田勲さんから松山さんの死を事故死として処理するよう命じられた香坂さんの父親に相談し、自首を決意したのですが、富永さんに説得されて丸め込まれて断念し、辞職をする覚悟でいた香坂さんの父親も所轄の刑事として富永さんに見張られながら、息子のために刑事の仕事を続けていたようでした。香坂さんの父親は、いつの間にか名前が使われていただけで、お金を受け取ってはいなかったようなのですが、証拠を隠滅することにした富永捜査一課長に逆らうことができなかった小野田さんに内部告発をされ、所轄に左遷されたのでした。

山田さんは、辞職覚悟で小野田さんのところへ一人で向かう香坂さんを、あなたは組織という怪物に立ち向かう小さな巨人です、と見送っていました。真犯人の金崎理事長を捕まえるための証拠である17年前の裏帳簿の切れ端を出してもらうため、隠滅するよう指示された証拠を重い気持ちで17年間隠し持っていた小野田さんに、あなたの正義を見せてくださいと訴える香坂さんと、捜査一課長としてとしてその必死の熱意に応える小野田さんの圧力のある場面が良かったです。小野田さんと香坂さんは、「殺人犯は逮捕されなければならない!」という思いで一致していました。

横沢さんは無事に釈放され、妻の亜美(中村アンさん)と再会しました。逮捕された金崎理事長は、江口刑事殺しは認めたものの、17年前の殺人については否定したということでした。山田官房副長官は体調不良を理由に辞任し、富永専務も罪に問われることはなかったようでした。早明学園がその後どうなったのかは不明です。

藤倉さんは捜査一課第1係の係長に戻り、渡部さんは自らの希望で芝警察署の刑事に戻り、小野田捜査一課長は、豊洲警察署の新しい署長となっていました。香坂さんと山田さんも捜査一課に復帰したのですが、香坂さんは金崎理事長の血の付いた裏帳簿の切れ端をお守りのようにスーツのポケットに入れて持っていました。

警察官を守る法律はないから警察官は自分の身を自分で守らなければならないということが言われたところで終わっていたのですが、柳澤監察官が本当の怪物は香坂さんなのかもしれないと指摘した最終回は、20分拡大版の物語の中に2話分が入っているのではないかと思えるほど詰め込まれた展開になっていたためか、説明的な台詞も多く、私にはいまいちすっきりとしない終わり方でもあったように思います。

「怪物」のような組織に立ち向かう「小さな巨人」である香坂さんにも「怪物」の要素が盛り込まれてしまうと、せっかくのその正義が、組織人らしい保身のためのものに成り下がってしまうように思えるのですが、そのくらいでないと立ち向かうことができないということなのかもしれないなとも思います。小野田さんに代わる新しい捜査一課長が誰なのかは描かれていませんでしたが、香坂さんがいつか捜査一課長になることがあるとしても、一般の国民にとって良い捜査一課長になるといいなと思いました。

刑事ドラマとして見るには、少しざっくりとしているように思えてしまうところもあったのですが、警察組織と警察官個人の葛藤や闘いを描くドラマとして、偶然だろうとは思いますが現実の安倍内閣の政治家たちと学校法人・加計学園の加計孝太郎理事長との癒着・利益供与疑惑問題と何となく重なる部分もあり(韓国の逮捕された朴槿恵元大統領の疑惑の頃にも取材をもとにした再現ドラマのようなドラマが放送されていたと聞いたことがありますが、今の日本の場合はさすがにそうはならないようです)、いろいろ見応えのあるドラマになっていたように思います。

「おんな城主 直虎」第24回

NHKの大河ドラマ「おんな城主 直虎」の第24回を見ました。

第24回は、龍雲丸(柳楽優弥さん)に柄ではないからと井伊家への仕官の誘いを断わられてしまった井伊直虎(柴咲コウさん)が、三国同盟を破った武田家への報復処置として今川氏真(尾上松也さん)が「塩止め(荷留)」を行う中で商人の瀬戸方久(ムロツヨシさん)が儲けていた頃、氏真の命を受けた小野但馬守政次(高橋一生さん)の指示で今川家の重臣の井原家へ新野家の三女の桜(真凜さん)を嫁がせることになり、長女のあやめ(光浦靖子さん)が妹の夫に相応しい人物かどうか心配しているのを受けて、南渓和尚(小林薫さん)と共に駿府の庵原助右衛門(山田裕貴さん)を訪ねてみる、という話でした。

作(脚本)は森下佳子さん、演出は深川貴志さんでした。

時代は永禄十年(1567年)になっていました。岡崎では、松平家康(阿部サダヲさん)が織田信長(市川海老蔵さん)と面会し、竹千代との縁談の話を引き受けざるを得なくなっていたのですが、市川海老蔵さんの演じる低い声の信長が西洋画の信長に似ているようでもあり、少し怖い感じの迫力も面白く思えました。

庵原さんから井伊の女城主の直虎が駿府で評判になっているということを訊かされた直虎が阿呆の女が治めている国と思われていたほうが動きやすいのにと言うのを訊いて、帰り道を一緒に歩いていた南渓和尚が、おとわはもういないのじゃな、と寂しそうにつぶやいていました。一方で、高齢の乳母のたけ(梅沢昌代さん)も、井伊家を去って行きました。直虎は井伊にいてほしいと止めたのですが、その様子にまたとわ姫に会えたようだと感激していたたけは井伊家のために里に帰る決意を変えることはありませんでした。

最後の、井伊家の廊下を歩くたけを目撃して、たけが死んだようだと直虎に告げた家臣と共にたけの“幽霊”を見た直虎が、たけにそっくりのたけの姪のうめだと知って喜ぶ場面が、とても面白かったです。たけは井伊家を去ったのですが、若返ったたけが姪のうめとして井伊家に来たのでした。

その後、直虎は、政次と相談して新野家の次女の桔梗を北条に嫁がせる計画を立て、政次は北条氏康の家臣の狩野家への嫁入りを決めていました。

家康は、嫡男の竹千代の妻として信長の娘の徳姫を迎え、惣持寺で暮らしていた妻の瀬名(のちの築山殿、菜々緒さん)も呼び寄せて共に岡崎城で暮らすことになったようでした。

この大河ドラマ「おんな城主 直虎」とは直接には関係のないことなのですが、BSプレミアムで再放送されている大河ドラマ「風林火山」(脚本は大森寿美男さんです。私は第11回まで見ました)の時代と重なっているところがあるので、そのようなところも何となく面白く思えています。今回の「直虎」の新野桜さんの嫁入りするという庵原助右衛門さんの家は、太原雪斎を輩出した家というようなことが言われていたので、「風林火山」の主人公の山本勘助(内野聖陽さん)の大叔父の、今川義元(谷原章介さん)の軍師の雪斎(伊武雅刀さん)の兄の庵原忠胤(石橋蓮司さん)の庵原家と同じなのかもしれないなと思いました。

次回には井伊の領内で採れた材木を売る話になるようでした。次回の物語も楽しみにしていようと思います。

「釣りバカ日誌 Season2 ~新米社員 浜崎伝助~」最終回

テレビ東京の「金曜8時のドラマ」の「釣りバカ日誌 Season2 ~新米社員 浜崎伝助~」の最終回2時間スペシャル(第8話)を見ました。

竜の子沢の渓流にイワナ釣り出かけた鈴木建設の営業三課の浜崎伝助(通称・ハマちゃん、濱田岳さん)と鈴木建設の社長の鈴木一之助(通称・スーさん、西田敏行さん)は、地元の滝沢鮎子(壇蜜さん)と出会い、鮎子さんを好きになったスーさんの提案で鮎子さんと一緒にイワナを守る竜の子沢の集会に参加することにしたのですが、その集会は二神ダムの建設に反対する集会で、二神ダム建設を請け負っていたのは何と鈴木建設でした。慌てたスーさんは建設反対の看板の影に隠れたのですが、イワナやヤマメの生息する川の自然を守りたいハマちゃんは、鮎子さんたちと一緒に堂々とダム建設反対を叫び、野上常務 (小野了さん)や秋山営業本部担当常務(伊武雅刀さん)にばれて、会社をクビになる危機に直面しました。

一方、親戚の小林平太(きたろうさん)とその娘の高校生の薫(田辺桃子さん)の経営する定食屋「かづさ屋」を手伝っている料理上手の小林みち子(広瀬アリスさん)は、大学准教授の藤岡祐一郎(浦井健治さん)のプロポーズは断ったものの、藤岡さんからパリで和食のお店を出さないかとの話を持ち掛けられ、このまま「かづさ屋」を手伝ってハマちゃんと結婚する道を選ぶか、ハマちゃんと離れてパリへ行き新しい世界で自分を試すことに挑戦する道を選ぶかどうかに迷い初めていました。

住民への二神ダム建設の説明会の場にハマちゃんがいることに気付いて秋山常務からハマちゃんを隠そうとしていた佐々木課長(吹越満さん)は、翌日、会社に仕事を批判するハマちゃんの勇気に感銘を受けた営業三課の山口雄二(敦士さん)たちにハマちゃんを助けてほしいと頼まれ、秋山常務に進言したのですが、そこで秋山常務から、部下を助けるための策として、部下をクビにするのなら自分もクビにしてほしいと辞表を出して見てはどうかと、自身の成功体験話をもとに提案されました。秋山常務の言う通りに社長に辞表を出してみた佐々木課長は、イヤホンで妻の久江(市毛良枝さん)の声を聴きながら電話をかけていた社長の返事を佐々木課長への返事と受け取った植木秘書課長(猪野学さん)によって、辞表をあっさりと受理されてしまいました。

ハマちゃんの友達のスーさんは、プロポーズの件でケンカになっていたハマちゃんとみち子さんを仲直りさせるため、竜の子沢の温泉宿にみち子さんのことも呼んだのですが、鮎子さんと偶然混浴をしているところをみち子さんに見つかったハマちゃんは、ハマちゃんに激怒するみち子さんと、みち子さんは僕よりも料理のほうが好きなのか、ハマちゃんだって私よりも釣りのほうが好きなくせにと言い合いになってしまいました。

その後、ハマちゃんは、みち子さんのために釣り道具を売りに出そうとしたのですが、思い出深い釣り道具を少しも少しも売ろうとしないので、釣り具屋の店長の山寺さん(山寺宏一さん)に呆れられていました。その夜、みち子さんのパリ行きの決断を知ったハマちゃんは、ぼんやりと歩いていてトラックに轢かれそうになって運転手に怒鳴られたのですが、その運転手は鮎子さんでした。鮎子さんは、本当にお互いに好きな相手なら3年くらい離れていても大丈夫なのではないかということをハマちゃんに話していました。

スーさんの息子でインドネシアの営業所で所長の仕事をしている鈴木昌之(駿河太郎さん)は、帰国して野上常務たちの前で営業三課のハマちゃんの参加していた二神ダム建設の反対集会の動画を見ていた時、その中に父親も映っていることに気付いて慌てて隠していました。

ハマちゃんをクビにはしたくないスーさんでしたが、会社の社長として社員には公平に向き合わなくてはいけないため、友達だからという理由でハマちゃんを特別扱いするわけにはいかないということはよく分かっていました。スーさんは、浜崎君のような社員をクビにしたくない、イワナのために会社の仕事を批判する浜崎君の今後を見てみたいと役員たちに話しました。

そうして、ハマちゃんには四国の孫請けの建設会社への転勤の辞令が下りました。辞表が受理されてしまったために鈴木建設を辞めることになった佐々木課長(部下の用意した餞別は「太田胃散」の詰め合わせでした)は、会社の経費で飲み明かそうと、四国へ転勤となったハマちゃんを赤坂の高級料亭に誘いました。酔って寝ていた佐々木課長は、商工会の集まりで偶然同じお店に来ていたスーさんと遭遇して個室に連れて来たハマちゃんに「スーさん」を紹介されると、社長の人間性に問題があると悪口を言い始めたのですが、25年前の入社式で安全安心な街づくりへの熱意を訴えていた社長の話に感動した、社長について行きいつか後を継いで社長になろうと思ったのだと打ち明けていました。

鈴木社長に呼び出された佐々木課長は、退職する社員に渡される色紙を社長から受け取ったのですが、そこには、これからも鈴木建設のために頑張って、と書かれていました。佐々木課長の辞表を受理した覚えのないスーさんは、佐々木課長の退職を撤回したのでした。社長を目指して頑張って、と社長に言われた佐々木課長は、料亭で酔ったことを少し思い出し、ポケットの中の領収書に33万円と書かれているのを見て驚いていました。佐々木課長が社長室を出た後、昌之さんも社長に呼ばれて色紙を渡されたのですが、本社に戻されることを期待していたらしい昌之さんの色紙には、まだ東南アジアで頑張って、と書かれていました。

その頃、藤岡さんと一緒に空港に向かうみち子さんのタクシーが通るのを待っていたらしいハマちゃんは、大漁旗を振ってみち子さんの旅立ちを応援していたのですが、「かづさ屋」に戻って平太さんのまずい料理をおいしいと食べた後、みち子さんを失ったショックですぐに眠ってしまいました。しかし、しばらくして目を覚ますと、そこにはおいしい料理を作って待つみち子さんの姿がありました。みち子さんは、ハマちゃんが四国へ行くと知り、パリ行きをやめて戻って来たのでした。おいしい料理を食べてほしいのはハマちゃんだと気付いた、私を四国に連れて行ってほしいと言うみち子さんに、ハマちゃんは結婚してくださいとプロポーズをしていました。

1か月後、ハマちゃんとみち子さんは四国で元気に新婚生活を送っていました。映画版にも毎回あった「合体」ですが、これは突然アパートの部屋を訪ねて来て玄関のチャイムを押し続けるスーさんに妨げられていました。翌日、ハマちゃんとスーさんは、アパートの近くの浜でカサゴを釣ったり、みち子さんの手作りのお弁当を食べたりして遊んでいました。

脚本は佐藤久美子さん、監督は朝原雄三さんでした。

鈴木建設の竜の子沢の二神ダム建設計画は、住民の反対を押し切って計画されたということを営業部や国土交通省が認めたために白紙に戻ったということでしょうか。

ハマちゃんとみち子さんと藤岡さんの三角関係?の展開には少ししんみりとした雰囲気の部分もありましたが、最終回も面白かったです。ハマちゃんの母親のとし子(榊原郁恵さん)が藤岡さんをよく知る音楽家のピアノの伴奏に合わせて踊る藤岡さんに丸め込まれる場面も面白かったのですが、パリへ行く藤岡さんがみち子さんと別れる場面はありませんでした。平太さんが自分たちもパリへ行くと勘違いして売りに出した「かづさ屋」は無事に買い戻すことができたようでした。

釣り好きで明るいハマちゃんは妻のみち子さんが一緒にいれば国内や海外のどこへ行ってもそれなりに楽しく暮らしていくことができるのだと思うのですが、それはすごいことだなと思います。

美しい渓流の保護と住民の反対するダム建設、会社という組織で働く人のサラリーマンとしての生き方などが盛り込まれていたところも良かったです。

昔の映画版ではハマちゃんだった西田敏行さんのスーさんや濱田岳さんのハマちゃん、吹越満さんの佐々木課長など、登場人物の個性もしっかりと描かれていて楽しく、前作の「釣りバカ日誌」の続編の「Season2 新米社員 浜崎伝助」も、最後まで気軽に安心して見ることのできるコメディードラマになっていたように思います。


ところで、このドラマの終了後の予告によると、「金曜8時のドラマ」枠の次回作は、小泉孝太郎さん主演の「警視庁ゼロ係~生活安全課なんでも相談室~」の続編(「SECOND SEASON」)になるようでした。それなりに楽しみではあるのですが、「続編」が多いな、ということもまた少し思いました。

「母になる」最終回

日本テレビの水曜ドラマ「母になる」の最終回(第10話)を見ました。

第10話は、前半は、仕事と子育ての両立が上手くできないことに悩む西原莉沙子(板谷由夏さん)と仕事に生きがいを感じる母親を母親らしいと認める娘の繭(藤澤遥さん)の話で、後半は、山乃結衣(沢尻エリカさん)が、女子高校生の桃(清原清果さん)に大学生の交際相手がいることを知ってショックを受ける中学1年生の息子の広(道枝駿佑さん)の中学校のマラソン大会を応援するために、富山の?旅館で仲居さんの仕事を始めていた門倉麻子(小池栄子さん)に、広を育ててくれたことへの感謝の気持ちを込めてマラソン大会のお知らせを送る、というような話でした。

脚本は水橋文美江さん、演出は中島悟さんでした。

最後、広と児童養護施設時代の先輩の田中今偉(なうい、望月歩さん)は、児童福祉司の木野愁平(中島裕翔さん)と3人で自動販売機のオレンジジュースを買う時、木野さんがお守りのように持っている昔の亡くなった友人からもらった形見のような110円と自分たちの小銭を混ぜてジュースを買っていたのですが、その場面が何だか良かったです。

そして、3人でジュースを飲みながら、ナウ先輩と広はそれぞれ、自分を捨てた母親と自分を3歳の時に誘拐して勝手に死んだ男に「復讐」をするのだと木野さんに誓っていたのですが、その「復讐」とは「生きる」という意味だと木野さんに伝えて笑っていました。

過去の事件の噂を知った同僚たちに疎まれて旅館を辞めることになった麻子さんは、広のマラソン大会を見に来た後、そのことを話さないまま、9年間広を育ててくれてありがとうと感謝する結衣さんと別れていたのですが、麻子さんはその後どうなったのでしょうか。

結衣さんは、広が誘拐された後離婚した、広の父親の柏崎陽一(藤木直人さん)との再婚を決めて、書類を作っていました。陽一さんの母親の里恵(風吹ジュンさん)もそのことを喜んでいました。

麻子さんのことを考えると、最後は完全な大団円とはなっていないようにも思います。「母になる」というタイトルとドラマや映画になっていた「八日目の蝉」のような誘拐事件が起きていた最初の頃の印象からすると、物語の後半の展開は少し散漫としたものになっていたようにも思いますし、このような親子は本当にいるのだろうかと思えてしまうような、家族全員が少し現実離れした雰囲気の柏崎家の親子の話が中心になっていたので、少しファンタジー風でもあり、リアリティーには欠けていたような気もするのですが、「親子(母子)の絆」や「家族の再生」をテーマにした“良い話”ではあったように思います。

タイトルになっている「母になる」ということがどのようなことなのかということが、子供の虐待の話も盛り込まれつつ、率直に描かれていそうでありながら、私にはいまいち分かり辛かったようにも思います。ただ、ドラマに登場していた母親たちは、様々な事情から母親になった人たちでした。麻子さんは、自分は「母親」ではなかったと、誘拐した子供を自分の子供として育てたことを反省していましたが、子供に母親や父親だと認められることが母親や父親になるための重要な点だとするのなら、広が麻子さんのことも母親だと認めている以上は、母親なのではないかなと思いました。
プロフィール

Author:カンナ
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